
支援総額
目標金額 470,000円
- 支援者
- 76人
- 募集終了日
- 2025年1月29日
グループワークを考える
文 濱崎はるか(実行委員)
以前勤務していた職場で、私は難聴の同僚といっしょに働いていました。福祉事業所でしたが、情報保障についてや手話を勉強する場面はほとんどありませんでした。直接仕事のやり方を教えてもらったり居酒屋に2人で行ったり、私はその同僚と接点が多く交流がありました。同僚が難聴者であることの悩みを話してくれることもありました。当時の私は、普段このように会話ができているのは、補聴器があるから、私の声が聴こえているのかな、と思っていました。
近くで福祉の職員向けのLGBTの研修があると知り、その同僚といっしょに参加したいと思いました。同僚は私の話を興味をもって聞いてくれて、否定したり差別的なことを言ったりすることがなく、他の職員にはない安心感や信頼があったからです。当日、60分の基礎的な研修のあと、6人のグループに分かれて感想をシェアすることになりました。しかし私の同僚はあまり話そうとしませんでした。私は、どうしていつもみたいに話さないのだろう、と不思議に思いました。同僚の表情がいつもより硬く感じたことも気がかりでした。
終わったあと私と同僚は2人で帰りました。同僚がこう言いました。
「今日のグループ、何を言っているのかまったく聴こえなかった。みんなどんな感想を言っていたの?」
同僚が話さなかった理由をはじめて知りました。
「ほかのグループが近くて雑音が多くて、聴き取ることができなかった」
「グループで発言者の順番が決まっていなかったので、誰が次に話すのかわからず、口の動きを見ようとしても見ることができなかった」
私は、それまで情報の障壁について考えたことがあまりありませんでした。私の周りの人々は、きっと私と同じ量、同じ質の情報を受け取っているだろう、と信じていました。
実際は違いました。私が気づかなかっただけで、同僚は保障のない環境や不安を自分で処理しようとしていました。等しく情報を受け取ることを困難にしていたのは、想像よりもっと初めの段階からです。どんな広さや設備の会場を借りるか。会場でどのように配置、配席するか。コミュニケーションをどのように保障するか。そして、これらのことに最も重要なのは、情報を提供する側に立つ人々が、どんな参加者が来るのか、参加する時どんなハードルがあるか?という想定を複数することです。
福祉現場では会議や研修がたびたびあり、いわゆるグループワークが少なくありません。その障壁をどうすれば解消できるかを考えるきっかけとなった、忘れられない経験でした。
セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2025は、「誰でも当たり前に参加できる場」を目指して2025年1月31日午後11時00分まで支援を募集します。情報を等しく受け取るために必要なことを、ひとりひとりが考える機会になりますように。
リターン
1,000円+システム利用料

1000円ご支援いただいた皆様にサンクスメールをお送りいたします
感謝のメールをお送りします
お名前を大会Webサイトに記載させていただきます。
ご希望のお名前があれば、教えてください。
または、匿名希望と記載をさせていただきます。
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
3,000円+システム利用料

3000円ご支援いただいた皆様にサンクスメールをお送りいたします
感謝のメールをお送りします
お名前を大会Webサイトに記載させていただきます。
ご希望のお名前があれば、教えてください。
または、匿名希望と記載をさせていただきます。
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
1,000円+システム利用料

1000円ご支援いただいた皆様にサンクスメールをお送りいたします
感謝のメールをお送りします
お名前を大会Webサイトに記載させていただきます。
ご希望のお名前があれば、教えてください。
または、匿名希望と記載をさせていただきます。
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
3,000円+システム利用料

3000円ご支援いただいた皆様にサンクスメールをお送りいたします
感謝のメールをお送りします
お名前を大会Webサイトに記載させていただきます。
ご希望のお名前があれば、教えてください。
または、匿名希望と記載をさせていただきます。
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月

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