沖縄で、雪の翼

左手のフルーティスト・畠中秀幸さん、シンガーソングライター・小川紗綾佳さんが、6月21日（土）、那覇市のアトリエ銘苅ベースでOKINAWA Liveを行いました。

演奏のサポートはクラリネットの畠中さおりさんです。

ゲストピアニストとして、浜松市出身、沖縄県立芸術大学で学んだ勝永直さんが出演しました。

後援は「カフェ沖縄物語」です。

アトリエ銘苅ベースは、2018年にオープンした小劇場です。

戦後の沖縄演劇界の流れを大切にし、地域に愛される民間劇場として、沖縄の文化・芸術を盛り上げたいという熱い思いからつくられた劇場です。

演劇・ダンス・伝統芸能などの舞台芸術上演が中心です。

落語やトークショー、お笑いライブなども開催可能です。

畠中秀幸さんと小川紗綾佳さんのユニット名は「雪の翼」です。

「雪の翼」は小川紗綾佳さんが作曲しました。

小川さんは、畠中さんのフルートの音を聴き衝撃を受けました。

雪が鳥の羽のようにはらはらと舞い降りてくる。

畠中さんはその羽に手を伸ばし、自らの翼とする。

北海道の雪深く厳しい冬から、明るい春へと力強く向かっていく。

脳出血による右半身麻痺。

それはできたことができなくなったというよりも、新しい何かを手に入れたということ。

別な世界が立ち現れ、音楽をリクリエーションできるということ。

「雪の翼」を聴くたび、清々しい空気に満たされ、深い喜びと勇気が湧いてきます。

そして、沖縄で聴く「雪の翼」はまた格別な感動を与えてくれました。

ゲストの勝永直さんのショパンがカッコよく、素敵でした。

実のところ、筆者はショパンは趣味ではないのですが、「美しく、クールだ。これならいい！」と、初めてショパンが好きになりました（ショパンファンの皆さん、ごめんなさい）。

皆さん、引き続き、ご支援と拡散のほど、よろしくお願いいたします。