マリーモンドのクラファン担当者が今回のクラファンに込めた想い

初めまして、今回のクラファンを担当している藏内と申します！

27歳の会社員です。

私がマリーモンドを知ったのは、キボタネと出会ったのと同時でした。

学生時代、初めて参加した「証言を読むワークショップ」の会場で、マリーモンドのスマホケースを購入しました。宋神道ハルモニの「セキチク」柄でした。

その時、私は「慰安婦」問題に関わることをとても怖いことだと思い込んでいました。何の情報が正しいのか自分ではさっぱり分からず、「慰安婦」問題のイベントに参加することを親や友達には言えませんでした。だからこそ、ちゃんと自分自身で知りたいと思い、会場のカフェに向かいました。

そして初めて被害者の証言を目にし、朗読した瞬間、強い衝撃でそんな勝手な思い込みは吹き飛びました。ぽろぽろ涙が溢れ、それまでの自分の無知がショックでたまりませんでした。サバイバーが生きて語った言葉がそこにあるのに、なぜ政府は事実を否定するのか、人々は目を逸らすのか…この証言を必ず伝えて行こう、と心に決めました。

しかし、その思いを周囲に話せたのはもっと後のことでした。悔しいけれど、当時は周りの目が怖かったのです。「慰安婦」問題を否定され、サバイバーを否定されても、言い返せずただ傷付くだけだと思うと、親しい人にもうまく話せませんでした。

そんな時、マリーモンドのスマホケースは、私にとって本当にお守りでした。日々、サバイバーへの思いを確かめていました。ある日、友達にスマホ可愛いねと声をかけられ、初めて「慰安婦」問題について切り出した時のことを、今も覚えています。

サバイバーの方、それを支える先人たちの姿は、私の生きる希望です。ある時は怒りと正義の言葉とともに、ある時は何があってもしなやかに笑って生き抜いてきた、戦ってきたその姿に、何度も何度も力を貰いました。本当に感謝しています。だから、勇気を持って語られた証言や思いを、どうにか繋げていきたいのです。

かつての私のような若者達に、1人でも多く、歴史を知ってほしいと思います。知って行動することは、私たち自身を勇気づけてくれます。1人1人の行動が、平和な世界を作ることに繋がるんだ、と強く信じています。

今回のツバメのグッズ達が、多くの人を繋ぐ架け橋となるよう、ご支援・ご協力のほど、どうか宜しくお願いします。