エピソード１「レジリエンス体操®研究チーム」結成

私たちレジリエンス体操研究チームはチーム結成前から一般社団法人全国保健室コーチング連絡協議会のメンバーで各種研修会講師を担当していました。

この団体は学校や教育関係者に研修を全国的に開催している団体です。

研修の内容は、心の不調を訴える子供たちを短時間で安定へ導き「生きる力を育てる」ことに特化した科学的な学びを提供しています。

教育関係者への研修を担当するたび、受講者本人や子供たちの困りごとを聞く機会が多くありました。

・感情の起伏が激しい

・心が折れやすい

・気分の切り替えが難しい

・主体性がない

・落ち着きがない

・集中力がない

・覇気がない

・自分の意見がない又はあっても言わない

・疲れやすい

・姿勢が悪い

・やるべき行動にすぐ移れない

などなど。。。

こういった困りごとに支援者が対応できる研修を団体では提供し、成果を上げてきました。

しかし、研修を続けるなかで私たちが次に目指していたのは、ひとりひとりが自ら自分自身を調整する方法です。

私たち３人は養護教諭や看護師の経験をもっていたり、脳トレーニングインストラクターであったり、違う分野で仕事をしています。

この仕事を通して感じていた、心身を整えることに大切な要素が共通していたのです。

それは脳と体と心を繋ぐことの重要性でした。

体を整えることで脳へよい刺激となり能力が向上したり、心を前向きに整えることで姿勢が良くなったり、体の違和感が軽減するのをそれぞれの仕事現場で目の当たりにしていたからです。

この経験から、効果的な動きを毎日行い体からアプローチすることで心と脳を整え、あらゆる学びを吸収するため心身の土台を育てる体操の開発を始めることになったのです。