8才の猫の鼻腔内リンパ腫の治療費のご協力をお願いします!
8才の猫の鼻腔内リンパ腫の治療費のご協力をお願いします!

支援総額

576,000

目標金額 500,000円

支援者
88人
募集終了日
2025年2月28日

    https://readyfor.jp/projects/2024-01-21?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2025年04月18日 19:28

重要なご連絡

こんにちは。

ムチ子、昨日も深夜遅くに2回嘔吐しました。安定したとは言い切れないものの、先日の通院報告と今後の方針についてご連絡します。

 

まず、前回ご報告した通り、ムチ子は日曜日に急遽サイクロフォスファマイド投与となりました。ムチ子が受けているCHOPプロトコールは、5種類の抗がん剤を使用することで耐性を付きづらくした多剤併用療法です。個体差はあるものの、通常25週間で寛解が見込まれ、その後は定期検査に入れる予定でした。

 

しかし、ムチ子は、反応率90%の中に入りませんでした。原因は分かりません。猫エイズの影響か、先天的に抗がん剤が効きにくいのか。

 

以下、これまでの抗がん剤の使用感です。

 

①L-アスパラキナーゼ→即効性はあったものの、何度も使用しているとすぐ耐性が出来るらしく、腫瘍そのものに直接打撃を加える程の効果は期待出来ない。

②ビンクリスチン→目に見えた効果はなく、消化器毒性ばかり強く現れて、これ以上用量を上げることが出来ない。

③サイクロフォスファマイド→高用量投与時は好中球数回復まで2週間を要し、感染症リスクが非常に上がり、副作用グレード5で危うく死にかけたが、適量投与時は腫瘍が急速に縮小し、唯一目に見えた効果を確認。

④メソトレキセート→効果なし。

⑤ドキソルビシン→1週間は保ったと言えるのか、やや微妙。本来リンパ腫には最も効果がある薬剤らしいが、副作用の重さと投与時のリスクに見合った効果は持続せず、今後の投与は望まない。

 

ということで、まともに効いたと言えるのがサイクロフォスファマイドのみとなりました。

 

担当して下さっている先生は、長らく小動物がんセンターに勤務されていたということで、腫瘍専門医ではないものの、抗がん剤治療経験と知識は大変豊富です。ムチ子とほぼ同じ、鼻腔内リンパ腫で脳に浸潤していた猫も、このCHOPプロトコールで寛解させた経験があり、「こんなに手こずるとは」と唸っておりました。やはり同じ症状と言えども、個体が違えば抗がん剤の効き目も大きく違って来るようです。

 

そして、猫のリンパ腫は、犬のリンパ腫より寛解率が低くく、半年生存率が50%。つまり2頭のうち1頭は死ぬと、説明されました。それでも実際寛解した子がいることを考えれば、ムチ子は今、どちら側に入るかの勝負所と言えます。

 

この日の体重は2.6kgで100g減。金曜夜辺りから徘徊が昼夜止まらず、意識朦朧。自分がどこにいるのか認識出来ておらず、排泄も無意識。給餌拒絶気味、鼻の音も再発。このような状況で病院に駆け込みました。

 

 

先生は投与する薬剤を、L-アスパラキナーゼとサイクロフォスファマイドで迷ったようですが、サイクロフォスファマイドの方が確実ということで決まり、すぐに血液検査に入りました。ドキソルビシン投与から1週間以上経過し、金曜日の血液検査でも異常はなかったことから、「一応検査はしますが、低下する要素はないので、このままお預かりしますね」と言われ、ムチ子をお願いしました。

 

帰り際に渡された血液検査結果がこちらです。

金曜日より好中球数が減少しているので、ドキソルビシンの副作用が収まっていなかったのでは、と心配になりました。サイクロフォスファマイドの副作用と相俟って、また死にかけるかも知れないので、今週末までは特に感染症に厳重警戒中です。

 

話は前後しますが、ムチ子を預けている間、私は来週からの治療について、大きな選択を迫られていました。

 

ムチ子は、このままCHOPプロトコールで治療を行っても寛解は見込めません。先生から提示されたのは、サイクロフォスファマイド単体での高用量投与(2週間に1回)、もしくはACNUという全く別の抗がん剤の単体投与(3週間に1回)、どちらも毎週の血液検査は必要です。

 

まずサイクロフォスファマイド単体の高用量投与は、他の薬剤に耐性が出来た場合でも効果があったという報告があるだけで、まだ治療法としては確立されていません。更に、今までの様子から分かるように、腫瘍が急速に縮小する代わりに、骨髄抑制が強く出るため、毎回副作用グレード5を覚悟する必要があります。つまり、毎回死にかける、最悪の場合感染症で死亡する可能性があります。

 

次にACNUについてです。これは日本で製造されているため、世界では流通しておらず、臨床現場での報告が少ないのが問題になって来ます。それでもリンパ腫には効果が期待出来るということで、サイクロフォスファマイド単体をギリギリまで投与し続けて死にかけた状態でACNUに切り替えるよりは、なるべく早目にと言われました。

 

ですがACNUは初めての投与となるので、ムチ子に効くかどうか、どんな副作用がどの程度出るのか、先生にも全く分かりません。それからACNUは、今までの抗がん剤と大きく異なる点があります。

 

今までの抗がん剤の骨髄抑制は通常1週間後が最下点でした。少し盛り過ぎた場合でも10日程で最下点に達し、その後は数日で急激に回復します。しかし、このACNUという薬は、他の抗がん剤より緩やかに血球数が下降し、最下点の状態が長く続いた後に、緩やかに上昇するそうです。この間が大体3週間です。

 

要するにACNUに切り替えて、もしムチ子に効果がなく、副作用ばかり強く出て、腫瘍も悪化して深刻な状態になったとしても、3週間後に血球数が回復するまで、サイクロフォスファマイドに戻すことは出来ません。そして、まだ猫への投与量が確立されていないことから、犬への投与量を参考にしながら、手探りで行うことになります。

 

しかしムチ子にはこちらの方が合っている可能性もあります。実際CHOPプロトコールよりACNUの方が効く子もいるらしいです。ですが、確率的には40%。

 

そしてサイクロフォスファマイド単体投与の場合もACNUに変更した場合も、基本的に死ぬまで抗がん剤を投与し続けなければなりません。勿論症状が安定すれば、休薬する場合もあるそうですが、そこに持って行けるかはやってみなければ分かりません。

 

サイクロフォスファマイドもACNUも、比較的耐性は付きにくい薬剤ですが、最終的には効かなくなります。このリスクはどちらも同じです。

 

ですが、どちらにしても、半年以内に死亡するのと、3年以上生き延びるのでは、大きな違いがあります。頭打ちとも言われている猫のリンパ腫治療ですが、新たな薬剤が出て来れば、大きく変わる可能性があるのです。半年では無理でも、3年あれば、新たな薬剤、新たな治療法が出て来るかも知れない。その可能性に、私は賭けたいと思いました。

 

先生も、今回に関しては、どちらの治療法が良いとは明言出来ないと言っていました。そのため、以前クリプトコッカスのPCRでお世話になった腫瘍科の先生にセカンドオピニオンの予約を取りました。先生に判断出来ないものを、素人が判断出来るはずはありません。

 

迎えに行くと、ムチ子はぐったりとして、鼻をまだブヒブヒさせていました。あまりに辛そうなので、その夜はすぐに就寝したのですが、私の上でコアラになったムチ子は、小さな人間の子供が泣くような声で、一晩中泣いていました。サイクロフォスファマイド投与当日の夜は毎回苦しむので、ある程度は覚悟していたのですが、今までで一番辛い夜となりました。

 

そして朝方、顔を上げたかと思うと泡を吹いており、直後に大量の水を嘔吐しました。恐らく前日に静脈点滴で流した水分の一部です。

 

今まで何度か死を覚悟した夜もありましたが、この時は本当に、ムッちゃんがこのまま死んじゃう……と体が強張りました。デジャヴと言いますか、腎不全で亡くなる直前の兄猫の様子そっくりで、私はまた我が子を病気で亡くすのかと絶望しました。

 

その後も兄猫が亡くなる直前と同じような行動を繰り返し、夕方には頑張って食べたご飯を嘔吐して、横になって寝ている時だったため、危うく窒息するところでした。

 

この状態のムチ子を置いていく訳には行かず、翌日のセカンドオピニオンはキャンセルし、ACNUで行くことを先生に伝えました。

毎週こんな風に死にかけるなら、今より少しでも良い結果が出る可能性のあるACNUに希望を託します。

 

そのため、来週からはACNUの単剤投与となります。これは終わりのない闘いです。正直CHOPプロトコールで予定を組んでいた私には、あらゆる意味で打撃です。ムチ子もそうですが、私の最近のやつれ具合も相当酷いらしく、先生にも、猫好き仲間にも、会う度に心配される始末です。

 

ちゃんと寝てるのかと聞かれても、娘が自分の上で死にかけているのに、悠長に寝ていられる母親がいる訳はなく、夜中に嘔吐すれば介抱しつつ吐瀉物を片さなくては行けません。何度でも。カプセルご飯を食べさせた後は吐き戻ししないよう、食道を縦にするイメージで、30分程抱っこしてあやします。毎日その繰り返しです。

 

昨晩遅くに2回嘔吐したムチ子は、落ち着いた後に私の隣に寝せたはずなのに、今朝目を覚ました時にはベッドから姿を消しており、パニックになった私は家中探し回りました。呼んだら、キッチンのレンジの下から出て来てくれました。この時の安堵感は言葉にし難いものです。

 

ムチ子の目に、私はどんな風に映っているのでしょうか。きっと、変な人間と思われていると思いますが、赤ん坊みたいに私の腕の中でスヤスヤ眠るムチ子の姿を見れるのは、私だけの特権なので、満足です。ムチ子も満足していてくれたなら、嬉しいです。

 

今回の明細書はこちらです。

 

 

毎回の活動報告を見て頂くと分かると思いますが、予定外の医療費が重なり、予想より出費が嵩んでいます。来週からACNUに切り替えますが、ムチ子に合っているようなら半永久的な抗がん剤投与に突入します。自分で工面出来る範囲を超える可能性が高いです。それに当たり、これまでの収支報告後、ACNUの予算を先生に計算して頂き、皆様に改めてご報告します。

 

新たなクラウドファンディングに挑戦するかは未定です。他の方法でご支援をお願いするかも知れません。

 

お外で長い間頑張って来てボロボロになっていても、猫エイズでも、悪性度の高いリンパ腫でも、治療開始から12年以上生きて20才を向かえた強き猫ムチ子として、必ず報告してみせますので、引き続きよろしくお願いします🙇‍♀️

リターン

1,000+システム利用料


感謝のメール 1

感謝のメール 1

感謝のメールと、その日のムチ子の画像を送らせて頂きます。

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月

3,000+システム利用料


感謝のメール 2

感謝のメール 2

感謝のメールとその週1週間分のムチ子の画像をお送りします。

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月

1,000+システム利用料


感謝のメール 1

感謝のメール 1

感謝のメールと、その日のムチ子の画像を送らせて頂きます。

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月

3,000+システム利用料


感謝のメール 2

感謝のメール 2

感謝のメールとその週1週間分のムチ子の画像をお送りします。

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月
1 ~ 1/ 6


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る