ありがとう

24日土曜日、無事ムチ子の葬儀を終えました。火葬までの４日間は、毎晩一緒に眠りました。ムチ子は冷え性で、寒いのが苦手なので、ブランケット越しでも氷に当てているのが申し訳なく、布団の中で抱き締めていました。そして、生き物にとって、己が存在を知らしめるために、他者の存在を感じるために、肉体がいかに大事なものか、そんな哲学めいたことを考えたりもしました。

棺と骨壷カバーは、私が手作りしました。

ムチ子はあまり女の子らしい生活をして来れなかったので、思いっきり可愛い棺にしました。長男猫の時は突然過ぎて何もしてやれなかったので、こういった準備の時間を用意してくれたムチ子に感謝です。

骨壷カバーは、毛糸を買って来て、毎日少しずつ白キジムッシュ猫のムチ子模様に編みました。中々力作だと思います。

花は、病院から頂いたものと、向日葵を入れました。肉より魚派だったので、好きなお魚も少し。それから遊ばせて上げれなかったオモチャ。そしてお気に入りのブランケット。ママからの手紙。

今は、おウチでゆっくりしています。

ムチ子が目覚めなくなってから、弟猫は寂しいようで、ひたすら甘えん坊です。重度のシスコンで、お姉ちゃんが起きれば毎朝スリスリ、具合の悪いお姉ちゃんに遊んでと強請っては怒られていたこの子宛てに、本日支援者様からオモチャが届きました。ありがとうございます。少しでも寂しさが紛れて、元気に過ごせますように。

こちらは小動物炉使用許可証と明細書です。

闘病期間中は「ムチ子に闘わせてやりたい」「ムチ子に穏やかな日々を過ごさせてやりたい」、相反する想いが私の胸の中にあったと思います。しかし、ムチ子があんな場所で凍えながら、真夏の暑さで倒れながら、飢えながら、病と怪我と闘いながら、懸命に生きて来たのは、何が何でも生きるという強い生命力を持っていたからだと。何度も迷いましたが、最終的には毎回その答えに行き着きました。

最後まで闘わせてやれたこと、悔いはありません。ママが出来ることを全部やり尽くせる時間をくれたこと、ムチ子にありがとうと伝えたいです。助けてやれなくて、ごめん。勝ち残らせてやりたかった。

私ごとですが、先週から持病と天気で体調が悪かったのですが、今はここ半年の疲れが一気に出たのか酷い疲弊ぶりで、燃え尽き症候群も重なり、気付けばボーッとしています。正直良くないです。ですが、弟妹猫もいます。皆様からもまずは自分の体の回復をと、メッセージ頂いていますので、少しずつ日常を取り戻していけるよう努めます。