【3/2】カンボジアの歴史に触れる。part２

更新遅くなって申し訳ございません。3/4に無事2週間ぶりの日本に帰国した野村です。

 

3/2の活動報告をします。

 

 

今日はCultural Activities(通称CA)と呼ばれるカンボジアの歴史を知る活動をしてきました。

この先、刺激の強い表現が含まれます。読む際は無理をなさらないでください。

 

まず第一に述べておかなければいけない事実は、「カンボジアにて、約40年前に大虐殺が起こっていた」ということです。
独裁者ポルポトのもと殺された人々はわずか数年の間で200〜300万人にのぼるとも。

 

「3日で首都プノンペンから人々を追い出した」「インテリや教師、医師やジャーナリストといった知識を持つものを徹底的に殺害した」「金の節約のため、銃は用いず原始的な道具で殴り殺した」「赤ん坊や女性も関係なく殺した」など、吐き気がする程の残忍な限りです。

 

ベトナム戦争が起こり冷戦が激化する中、ベトナムの隣カンボジアで、先進国諸国が気づかずにこんな悲惨な出来事が起こっていたのです。
(正直自分もこんな事が起こっていたなんてカンボジアに行くってなって調べるまで知りませんでした)

 

そして、カンボジアには、そのような大虐殺を二度と繰り返さないよう当時何が起きたかを伝承する施設がいくつもあります。
今回我々が足を運んだのは「キリングフィールド(チュンエク)」と「トゥールスレン虐殺犯罪博物館(s-21)」の2施設。

 

 

 

上の写真がキリングフィールドにある、慰霊塔の写真です。この地で2万人もの遺骨が見つかったそうです。

 

 

 

 

そしてこちらがトゥールスレンの写真。当時は強制収容所で、2年9ヶ月の間に1.4〜2万人の人が殺されました。当施設に送り込まれた後の生存者はたった8人。この施設の存在自体が秘密だったため、嘘の供述をさせ強制的に処刑しました。収容者の写真や、生存者が描いた中で実際に起こっていたことの絵など、印象に残るものばかりでした。

 

どちらの施設も、3ドルで日本語のオーディオガイドが付けられます。カンボジアを訪れた際には是非とも足を運んで欲しい施設です。

 

 

 

その後、カンボジアの王宮へ行きました。服装の制限のある荘厳な施設で、1886年に建てられ、1919年にフランス人建築家の手によって現在の形になりました。美しく気品が漂い優雅。写真からも伝わるかと思います。

 

 

 

 

終わりに、本やインターネットのサイトの方が僕の書いた新着情報よりも正確で濃い内容が載っていると思います。(記載に間違いが無いよう努力はしましたが…)。

 

この文章が、カンボジアについて知る「きっかけ」になったり、本を読むといった、より深い学びへの「きっかけ」になってくれたらありがたいです。

 

 

野村 俊介

 

 

 

以上で派遣時のご報告は最後となります。ここまでお付き合い頂いた方々、本当にありがとうございました！

 

またこのクラウドファンディングも、最終日の3月12日まで残りわずかとなりました。ご支援くださった方々につきましては、心より感謝申し上げます。

 

皆様の温かいご支援のおかげですでに目標金額を達成している状況ではありますが、最終日までこちらの新着情報は更新してまいりますので、またお目通しいただけますと幸いです。

どうぞ宜しくお願いいたします。