その４　サケノスケ自己紹介①

南部ハナマガリ鮭Tシャツプロジェクト(通称:鮭T）のはじまりは、

いろいろな偶然が人や思いを結び付けてくれた。

娘が幼稚園の頃に知り合ったお父さん友達のYo-さんは

Ｔシャツのプリント屋さん。

震災があり、彼はすぐに会社で支援Ｔシャツをつくったり、

村田が物資を宮古市に届けるときには大量のＴシャツを寄付してくれた。

鮭Ｔシャツの制作には、長野市災害ボランティア委員会の事務局をしていた、

会計担当のTakaちゃんと

大槌へ瓦礫撤去のボラに参加した広報発注担当(第１期)のYukaちゃん。

はじめてのMTでは２人の女史の注文は厳しく、

ラーメン屋のように背中に文字を入れるのは絶対に嫌だ、

普通に着れるTシャツにしたいという。

村田はいろいろな提案をしたが受け入れられない。

その時に知り合いのイラストレーターがいるから相談しようと、

長野亮之介画伯の名前を口にしたのだ。

思わず自分はびっくりした。

手元のバックには、毎月送られてくる地平線通信の

４月と５月号の震災特集が入っている。

その地平線通信のイラストを手掛けているのが長野亮之介画伯。

その場で電話してもらい、村田の希望で3.11と雨ニモマケズのロゴ。

女史の希望で大槌町の動物か植物でデザインをお願いした。

あの時それ以降も、鮭Tシャツの制作には

人やアイデアや支援がどんどん現れ、正直、今でも不思議な気がする。

何かに動かされ、与えられているようだった。

誰かに背中を押されているような、

年甲斐もなくチョット熱いくらい支援活動をしていた。

そして2011年7月、最初のイラストが送られてきたのだ。

次回につづく･･･