絵本を作ったのはいいけれど 2

子どもさんたちに読ませてみたいと、誰かが絵本を作ってみたとします。

上手に出来たから、みんなに読んでほしいと、出版に持ち込もうかなと考えます。

たくさんの子どもさんたちにむけて販売するには、以前は、展望の開けた発表の場は出版社か自費出版をしている出版社に持ち込むことでした。

今は、文学フリマがありますから、少部数でしたら印刷して販売できます。

多くの印刷所がそれに対応したサービスを用意しています。


ですが、それは自費出版と同じですから、少部数しか製作出来ません。

文学フリマという存在を知っている人たちも書店の利用客に比べればわずかです。

地道に文学フリマで売り子をしていれば出版社の目にとまることもありますが、出展しても地方に住んでいたら交通費だってバカになりません。

在庫の置場所にも困ります。


そういう状況の中で、書籍のネット販売が注目を集めるようになりました。

ネット販売だったら書店と並ぶ集客率を見込めるに違いない。

特に、電子書籍の販売は在庫の置場所や梱包に困らない。


個人で絵本を作っている人たちには朗報です。

電子書籍はご購入されたお客様も絵本の置場所に悩まされません。

何より、印刷代や紙代が掛かりませんから、一冊の販売単価をお安くできる。


ところが、電子書籍はまだそれほどには普及していません。

端末機が高額で、それに前回も書きましたが、幼い子どもたちに与えていいものかどうか判断がつかない。

便利には便利だけど。


今回、私がオリジナル絵本『おじいさんのハナショウブ』を販売する決心をしたのは、株式会社インプレスＲ&Ｄのネクストパブリッシングという電子出版サービスを知る機会を得たからです。

ネクストパブリッシングを使いますと、ネット通販を利用して、お客様に製本された書籍を届けることが出来ます。

お客様がweb画面から一冊ご注文されますと、一冊製本して発送します。

電子出版ですから、出版側が自由にサイズも選べます。

私も、絵本を作ろうと思った時に、ちょうどよい絵本サイズについて考えたことがあります。

読み聞かせには大きなサイズがいいですよね。

だけど、子どもさんたちが持って読むには大きすぎるとたいへんです。

子どもさんたち一人一人に合わせた大きさの絵本なんて到底無理。

年齢も関係ありますが、どの子どもさんも身体の大きさが違いますからね。


今回の購入型クラウドファンディングでの返礼品は、一番大きなレター版サイズをクラウドファンディングの限定商品としてご用意させていただきました。

読み聞かせにも便利で、何より、もうすぐ発表いたしますが、イラストレーターの先生の生き生きしたかわいい絵をクラウドファンディングでご購入されたお客様たちにもよく見ていただきたいと考えました。

実際に出版できまして販売いたします時は、子どもさんたちが持ちやすいサイズも選べるように、３種類から５種類のサイズからお客様が自由に選べるように設定させていただきたいと考えています。