なぜスモールステップ教材が必要なの？

クラウドファンディングへのご支援ありがとうございます！

本日は、「児童養護施設の子どもたちの学習基盤の脆弱さ」についてお伝えします。

虐待を受けた子どもたちの中でも、家庭に戻すことが難しく、長期的に預かる必要がある子どもたちは、児童養護施設などの施設や、里親のもとで暮らすことになります。 

中でも、児童養護施設には、特に状況が深刻な子どもたちが入所します。

児童養護施設に入所している子どもたちの65.5％が虐待を受けた経験があります（厚生労働省「平成30年度 児童養護施設入所児童等調査」）。

3keysの学習支援では、支援前に学力診断を行っていますが、ほとんどの子が学年より1～3年ほど手前の学力結果となることが多いです。ネグレクト等の家庭環境や、入所前の「一時保護」中の学習のブランクなど、さまざまな理由により、学習に遅れがある子が多くを占めます。

そこで、3keysは、児童養護施設や母子生活支援施設と連携し、その子の状態に応じて、「いすに一定時間座る」といったところから、まず学習に取り組む土台作りに3か月～半年ほど注力します。

そこで学習に継続して取り組めるようになったら、一人ひとりのレベルやペースに応じ、「スモールステップ」で取り組める教材を使って支援していきます。

こうしたステップを経て、学習の習慣自体がなかった子どもも、すすんで学習に向かうようになる姿をたくさん見てきました。

今回は、この3keys独自の「スモールステップ」教材の対象学年の拡大や、職員さんが教材を使う際のハンドブック作り等を実現するため、目標300万円を掲げています。

多くの子どもたちが「わかる！」喜びを実感できるよう、どうか皆様のお力をお貸しください！