皆様の愛をビシビシ感じています！

「クラウドファンディングに挑戦しよう」と地域の応援団の皆さんからお話が持ち上がったときの、長信田太鼓メンバーたちの反応。（下は中学生から20代の若者まで）

A～フリーズ。一点を見つめる。

B～反応不能。頭の中は大混乱。

C～ポカーン。「？？？ク、クラ・・・なんですか？」

D～「怖い！怖い！150万円？恐ろしくて、どうしたらいいのかわかりません」

なんだなんだ、喜んでくれないのかい？と一瞬思いましたが（笑）、でも、そりゃそうですよね。これは、ある意味大人のはなしです。

でも、その話し合いで大人たちが「長信田太鼓の演奏にはいつも力をもらってきた。その感謝を伝えたい、応援したい」と口々に言ってくださるのです。その想いはビシビシと心に響いたようで、D：「何をしたらいいのかわかりませんが、ライブができたら、太鼓でお返しします！」と返してくれました。（ひたすらうなづくA、B、C・・・）

 

地域の皆さんから愛していただけているのは、これまで12年間、長信田太鼓の伝統のタスキを、歴代のメンバーたちが必死につないできた結果だと思います。卒業していったたくさんのメンバーたちが、一つ一つの舞台で、倒れるほどに一生懸命打ち込んできた結果なのです。それが大きな力となって、今の長信田太鼓のメンバーの危機も救ってくれています。

 

今年はコロナの影響で開催できていませんが、毎年続けてきた長信田太鼓ライブは、楽しみにしてくれている地域の皆さんで毎回満員御礼です。その空間に流れている空気は、私たちの心に深く刻まれて、忘れることはできません。

まさに、感動の連鎖が起こり、会場中が涙と拍手で埋め尽くされる。2時間全力で太鼓を打ち続け、すべてを出し尽くしたメンバーたちと、それを全力で受け止め、惜しみない拍手を送ってくれる観客の皆様のあいだに、「互いへの感謝」がマグマのような勢いで渦巻いている。本当に「ありがとう」その言葉しか出てこないのです。

この感動の瞬間を求めて、わたしたち長信田太鼓は、毎日の打ち込みを頑張っています。仲間とともに。

 

支えられて生きていること。

自分が頑張ることで、誰かと心が強く結ばれること。

そんな経験が、本当に楽しく幸せに感じること。

 

不登校とかひきこもりとか、そんなことは関係なく、人として大切な経験を、この三種町で育めていること。心の底からありがたいと思います。

そして、今回のプロジェクト。

たくさんの方が、寄付という行動を起こしてくださり、励ましのコメントを送ってくださる。

公演の機会なく目標が見えなくなりかけていた今のメンバーにとって、これほど支えられ、前を向かせていただけることはありません。

 

がんばります！

この感謝を糧にして。

　　　　　　　　　長信田太鼓代表　水野京子