長信田太鼓メンバーのペンリレー（１）

　10日間というスピード目標達成も驚きましたが、「次の目標は支援の輪を1000人に」ということになり、あまりの数字に最初はどう受け止めていいかわかりませんでした！

　無理じゃないか、いや、それでもどこまでいけるか走ってみたい。でも、どうやって・・・？いろんな気持ちが駆け巡りました。

　実行委員の皆様が、熱く意見を出してくださって、「せっかく全力を注いでやるライブなのだから、1000人に届けたいじゃないか！」と言ってくださり、はっとしました。

　先輩たちは、かつて全国大会に出場して、2000人を超えるお客さんの前で演奏したと聞いています。その緊張とプレッシャーに向かうために、たった5分の「一曲」にすべてをかけ、毎日毎日夜9時まで残って、みんなで打ち込みを続けたと聞いています。その崖っぷちのプレッシャーから逃げなかったことで、ものすごく成長できたのだという武勇伝を何度も聞きました。その先輩たちに比べて、今の自分たちはどうなんだろう。先輩たちに負けていないと胸を張って言えるのだろうか。そんなもやもやを感じていました。

　コロナだから。目標がないから。そんな言い訳をして、自分を甘やかしてきたのかもしれない。そんな思いがあります。

　でも、今回の1000人という数字を聞いて、自分たちの演奏を待ってくれている人たちが日本中にたくさんいるのだということに改めてはっとしたのです。自分たちは、そこに応えていかなければならないと思います！

　去年、コロナ感染拡大の合間を縫って、360人の会場の半分の180人にライブを届けられたことを思い出しました。それだけでも会場の熱に興奮し、いつも以上に力を出し尽くすことができました。あの達成感と感謝の気持ちは忘れられません。

　今度は1000人に届ける！しかも映像で。

　やるっきゃない！

　今度こそ、長信田太鼓で頑張った自分を堂々とほめられる自分になりたい。最高の達成感を仲間と一緒に感じたい。

　がんばります！！

K（長信田太鼓メンバー）