【CACI物語：卒業犬 ㊼ 「ダイ」】

 

CACIに愛護センターから、15頭を抱えたご家庭が生活に支障をきたした為、対応して欲しいとの依頼が入り、CACIが保護をしました。その1頭がダイです。

 

ポインター１５頭SOS!

 

前回のクラウドで、

同じ場所から保護された「ハチ」の物語が掲載されています。

【CACI物語：保護犬 ②「はち」】

 

 

首輪も、リードも、車も、移動用のバリケンも初めて。

そして何より、生まれて初めて見た、犬舎以外の世界。

これまでに一度も外に出たことがない犬もいたそうです。

 

 

夫が、犬を飼いたいと思い立ち、

自分が幼い頃に飼っていた犬種名「ブリタニー・スパニエル」で検索したところ

CACIにたどりつきました。

 

 

私たちは数か月後に、夫の仕事上、山梨県南都留郡忍野村に転居することが決まっていました。

雄大な富士山を愛でながら、自宅裏には山や森があり、田んぼも果てしなく広がっています。環境はバッチリです。

 

CACIに相談すると、私たちのライフスタイルや、長らく犬と生活していなかったことを踏まえて、CACIより「いちねんいぬぐみ」にお世話をお願いしていた「ダイ」を紹介されました。

 

いちねんいぬぐみ

 

これには、夫がビックリ！

なんと、既に「いちねんいぬぐみ」で里親募集をしている「ダイ」を見つけ

「この子もいいなあ」と思っていたそうです。

 

 

まさか大阪と千葉の保護団体が繋がっているとは、思いもよりませんでした。

そして、その時初めて夫婦共々、日本における鳥猟犬遺棄問題を知ったのです。

 

 

私の実家が大阪なので、帰省の際にお見合いをさせてもらい、

我が家に迎え入れました。

名前もそのまま「ダイ」ということで。

本当に、不思議なご縁を感じました。

 

 

犬と過ごす生活は、本当に健全なものです。

毎朝、毎夕の散歩が日課になったので、健康的な生活が送れるようになりました。

 

 

近所の方のご厚意で、以前にその方が作ったドッグランも利用させてもらっています。

散歩をしていると知らない方も「きれいな犬だねぇ」「かっこいいねぇ」と声をかけてくださいます。

ダイのおかげで、引っ越してきたばかりの私たちは、ご近所の方々とすんなり溶け込むことができました。

 

 

ダイは家の中のどこでもついて回ってきます。

おやつやご飯を必死に待つ表情がとても可愛い！

 

 

留守番をしていて私たちが家に帰ると、

おもしろい顔をして「どこ行ってたん！」と訴えます。

 

 

名前を呼んでも見向きもしないときもあるのに、

視界にいないと不安なのか、仕事中もずっと横で寝ています。

ツンデレな様子がかわいいです。

 

 

普段は家で仕事をしている私のそばにいますが、

私が出張の際には夫の仕事場（パイプオルガン工房）に一緒に出勤します。

 

ガルニエアルティザン (garnier-artisan.com)

 

 

ラブラドール（ノワゼット）が毎日出勤（笑）しているので、

楽しく過ごせているようです。

 

 

ダイと一緒にいることで、

四季の移り変わりを肌で感じることができるようになり、

田舎暮らしがより豊かなものになりました。

 

 

お世話いただいたCACIの金子さん、

「いちねんいぬぐみ」の須賀さんには本当に感謝しています。

 

忍野村は、空気も美味しく、とても素敵な場所です。

みなさまも、ぜひ遊びに来てください！

 

（山梨県南都留郡忍野村　数田様）

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