はじめて盲導犬を持たれる方の共同訓練（２０２２／１１／２８）

　当協会では、目のご不自由な方から盲導犬を持ちたいという申し出があった場合は、まず当協会に来ていただき、盲導犬の歩きや生活の仕方を体験してもらいます。そのうえで、その方から盲導犬貸与の申込があったときには、歩行指導員がご自宅に訪問して面接を行い、その結果をもって第三者委員による「盲導犬貸与委員会」にて貸与候補者としての合否を決定します。

　貸与候補者となった方は、共同訓練（盲導犬となる訓練犬との歩行と生活の訓練）を経て、最終テストに合格して、ようやく盲導犬ユーザーとして一歩を踏み出すことになります。

　当協会では年間約１０名の方に盲導犬を貸与しており、今年度は１１月末現在で５名に方に盲導犬を貸与しました。そして先週から６人目となる方の共同訓練が始まりました。初めて盲導犬をもつ方の共同訓練の期間は約４週間で、当協会で宿泊しながら訓練を受けてもらいます。

　動画は、訓練開始１週目の共同訓練の様子です。１週目は、盲導犬との基本的な歩き方をマスターしてもらうため、まっすぐな道や歩道を歩く訓練が中心となります。犬と歩調を合わせリズミカルに歩かれていますね。