大動脈弁狭窄症の患者を救いたい!大動脈弁治療の最適化を目指す研究へ
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大動脈弁狭窄症の患者を救いたい!大動脈弁治療の最適化を目指す研究へ 2枚目
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寄付総額

13,578,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
222人
募集終了日
2025年6月30日

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2025年06月30日 22:17

大動脈弁狭窄症の治療③

最後になりましたが、今回で、3回にわたってお届けしてまいりました本コラムは最終回となります。大動脈弁狭窄症の基本から、治療の選択、そして術後の管理まで、限られたスペースではありましたが、少しでも皆さまに本疾患と私たちの取り組みへの理解を深めていただけていたら幸いです。これまでお読みくださった皆さま、温かいご関心とご支援に心より感謝申し上げます。

 

【第3回:手術後の管理、フォローアップについて】 

前回は、「どのタイミングで、どのような手術を選ぶべきか」についてお話ししました。今回は、その後――つまり手術が無事に終わった後の過ごし方や注意点、そして私たちの研究がそこにどう関わるのかについてご紹介します。

 

■ 手術は「ゴール」ではありません。

大動脈弁狭窄症に対するSAVRやTAVRが無事に終了すると、多くの患者さんは息切れや倦怠感といった症状の改善を実感されます。しかし、手術そのものはあくまで治療の通過点に過ぎません。特に高齢の方や持病のある方では、心臓以外の要因も含めた「健康の回復と維持」がとても重要です。 術後の管理やフォローアップによって、再発リスクの早期発見や、生活の質の向上、さらには寿命の延伸にもつながります。

 

■ 具体的にはどんなことを行うの?

手術後の管理には、大きく以下の3つの側面があります:

①心臓の状態の定期的な評価

心エコー検査などを用いて、人工弁の状態や心機能に異常がないかを確認します。

②併存疾患のコントロール

高血圧、糖尿病、慢性腎疾患などの管理も、再入院や合併症の予防に重要です。

③適切な薬物治療とリハビリテーション

必要に応じて抗血栓薬や心不全治療薬を継続します。また、体力の回復には心臓リハビリも有効です。これらを患者さん一人ひとりに合わせて調整していく「個別化医療」の考え方が、今後ますます求められるようになります。 

 

■ 術後管理を支える実臨床の探究

術後の心不全の再発や心血管死のリスクをどのように予測するかは、今後の術後管理において重要な課題のひとつです。その中で、HFA-PEFFスコアという既存の指標が、大動脈弁置換術後の予後評価にも応用できる可能性を先般報告いたしました。手術によって弁の狭窄は解除されても、心筋への影響が持続するケースでは再発リスクが残ることがあり、こうしたスコアを活用することで、今後のフォローアップや治療選択の精度向上につながることが期待されます。ランダム化比較試験と並行して、こうした観察研究も地道に積み重ねていくことで、より現実に即した臨床的な知見が得られると考えています。今後も引き続き、丁寧に研究を進めてまいりますので、温かく見守っていただけましたら幸いです。

 

■終わりに

どんな治療が、誰にとって最もふさわしいのか――。それを見極めることが、より健康な生活を長く送る第一歩だと、私たちは信じています。今回の研究では、ランダム化比較試験という科学的なアプローチを通じて、SAVRとTAVRそれぞれの意義を明らかにし、長期的な視点から最適な治療選択を導くことを目指しています。その成果が、多くの方の人生によりよい選択という形で届くように。今後とも、皆さまのあたたかなご支援をよろしくお願いいたします。

ギフト

3,000+システム利用料


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3千円 国内の大動脈弁狭窄症治療の最適化を目指して

⚫︎寄附金領収書 ※1
⚫︎お礼のメール
⚫︎研究報告 ※2
⚫︎大阪大学未来基金HPに寄付者のお名前掲載(ご希望制)

※1:寄附金領収書の発行につきましては、READYFORから大阪大学に入金がある2025年8月の日付となり、2025年9月末までに送付します。
※2:本研究の完了時点の論文発表等とともに、PDFでの報告書の送付を予定しています。(2036年を予定)

▽累計50万円以上のご寄附をいただいた方は、ご芳名をプレートに記し大阪大学施設に掲示。
※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金へのご寄附を累計します。大阪大学未来基金についてはHPをご覧ください。
https://www.miraikikin.osaka-u.ac.jp/

申込数
66
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2036年12月

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※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金へのご寄附を累計します。大阪大学未来基金についてはHPをご覧ください。
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⚫︎お礼のメール
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※1:寄附金領収書の発行につきましては、READYFORから大阪大学に入金がある2025年8月の日付となり、2025年9月末までに送付します。
※2:本研究の完了時点の論文発表等とともに、PDFでの報告書の送付を予定しています。(2036年を予定)

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※累計額は大阪大学クラウドファンディングを含む、大阪大学未来基金へのご寄附を累計します。大阪大学未来基金についてはHPをご覧ください。
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