近江鉄道ED314保存活用プロジェクトー解体危機からの救出!

支援総額

5,805,000

目標金額 5,000,000円

支援者
408人
募集終了日
2019年11月29日

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プロジェクト本文

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写真:なかむら 義宣 (以下、サイト掲載写真の無断使用・二次利用は厳禁とします)

 

▼自己紹介

 私たちは、びわこ学院大学地域調査プロジェクトチームです。

 本プロジェクトは、2017年5月びわこ学院大学のパンゼミ生を中心とする有志メンバーにより結成し、滋賀県東部を走る「近江鉄道」の利用促進とそれによる地域活性化を目的として活動してきました。活動としては、東近江市内の13駅を自分たちの足で巡り、周辺のフィールドワークを行い、東近江市の魅力の発見と実際に乗車することで東近江市内の近江鉄道沿線にある観光資源や”美を再発見しました。

 

 東近江市役所で開催された写真展「近江鉄道13景in東近江」

 

 この成果を発信するべく、「近江鉄道13景in東近江」と題する写真展を、大学祭や、地域のコミュニティセンター、市役所等で開催し、地域の方々に近江鉄道や地域の魅力をより身近に感じていただけるよう努めてまいりました。

 また、びわこ学院大学の最寄り駅である大学前駅を活用した通学プランの立案と実施を問うアンケート調査を、本学の学生に向けて行いました。

 

 「地域鉄道活性化フォーラム」にて活動報告

 

 結果については、直ちに実現できるものではないものの、アンケートを分析し、学生のニーズを明確化して近江鉄道へ報告しました。こうした活動を通して近江鉄道の利用促進、東近江市内の観光スポットの広報、それらによる地域活性化に努めてまいりました。

 そして今回、解体の危機が迫るED31形4号機を活かして、

様々な方々が近江鉄道に関心を持っていただけるような交流スポットを生み出すプロジェクトを、地元有志の皆様と共に立ち上げました。チームのメンバーには幼児教育を専攻している学生もおり、子どもたちに地域の鉄道の楽しさを伝えたいと思っています。この交流スポットが、親子の交流の場、年の差を超えたふれあいの場になることを目指すと同時に、鉄道や地域への関心が高まる、言わば「始発駅」になればと思っています。

 

写真:なかむら 義宣

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 30年余りの平成の世も終わり、「令和」へと時代の変化がありました。そのような中、近江鉄道が所有するED31が、老朽化と保存維持の困難により、一昨年の12月に解体されることが発表されました。

 同時に、輸送費負担を条件に、同社から無償譲渡の旨が発表されました。

 解体の危機にあるED31は、国産初期の電気機関車として大正12(1923)年に製造されまもなく100歳を迎えますが、なんと平成の中頃まで現役で走り続けてきました。

写真:元木史昭氏 昭和61(1986)年 彦根駅構内

 

 蒸気機関車が全盛で、極少数の電気機関車も、外国から輸入したものが多かった大正時代に、芝浦製作所と石川島造船所のそれぞれの持ち味を生かしながら共同製造され、ものづくり日本の歴史から見ても、大変価値の高い電気機関車です。一部の部材に輸入品が使用されていることも時代を反映し、この機関車の歴史的価値を高めていてくれます。

 英国ドーマンロング社刻印の残る動力台車

 

 ボンネットがまるで装甲車の様な独特なスタイルで、新造後は伊那電気鉄道(現在のJR飯田線北部)のデキ1形として信州・伊那路を走りました。ED31の名は、伊那電気鉄道の国有化後に改番したもので、譲渡先の近江鉄道でもED31として活躍しました。

 

旧八日市駅舎さよなら列車を牽引したED31形(※ED314と同型機のED313

1997(平成9)32 写真提供:鉄道フォトライター辻 良樹

 

 近江鉄道へは、昭和30年代に順次入線し、ED311~ED315までが在籍。

写真:近江鉄道(株) 新八日市駅にて

 

沿線の近江米や産物輸送の他、工場の専用線にも入線して滋賀の産業を支えてきました。

写真:近江鉄道(株) 太郎坊宮前駅付近

 

貨物輸送廃線後も活躍は続き、地域活性化のイベント列車でも魅力を発揮。そのレトロな風貌が人気を博して、県外からも多数の方がお見えになりました。また、大切な鉄路を守る保線用の工事列車を長年にわたり牽引し、平成という移り変わりの激しい時代とともに頑張ってきました。

 この産業遺産を解体されては、車両だけでなく歴史や文化も同じようになくなってしまいます。この素晴らしさ、歴史を後世に語り継ぐためには保存し、その車両に触れ合える、関わりを持てるようにすることが大切だと思い、子ども達をはじめ、多くの人々が、より身近に感じられるようなイベントや活動を行い、それによる地域活性化に向けて活動したいと思います。

 

写真:なかむら 義宣

 

▼プロジェクトの内容

 今回保存を目指すED31形4号機は、走行復帰を目的とする保存ではなく、形をそのまま保存し、イベントや観覧、乗車体験などを主に目的として保存します。

 輸送・設置先の「近江酒造(株)」の敷地内の一角に土台を整備し、車体分ほどの線路を敷き、そこに車両を設置します。保存後は第二弾プロジェクトとして、車体の塗装修繕も検討しております。

 

 プロジェクト会議(びわこ学院大学)学生&地域の有志

 

 地域の賑わいが少しずつなくなっている八日市駅周辺の賑わいを復活させるため、保存記念式典をはじめ、子どもたちを対象とした鉄道に触れ合えるイベント、また鉄道ファンの方々にも楽しんでいただけるような撮影会などの企画を考えています。特に子どもたちを対象とした企画については、プロジェクトメンバーが幼児教育を専攻し、保育・教育現場での活躍を目指すびわこ学院大学およびびわこ学院大学短期大学部の学生が中心となっているため、子どもたちへの公共交通の教育や、鉄道への興味関心のきっかけとなるような機会を継続的に設けられるように考えていきたいと思います。

 

 ページ編集作業中(滋賀報知新聞社)

 

 さらに、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで様々な年齢層が来ていただけるような企画を考え、近江鉄道の車両「ED314」が幅広い年齢層同士の交流の場となり、少しでも近江鉄道に触れていただけるように努めていきたいと考えています。

 

写真:なかむら 義宣

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 内容でもありましたように、車両を保存することがゴールではなく、保存した車両を活用していくことを保存の最大の目的としており、車両設置の後、鉄道ファン、地域の方々、子どもや家族みんなが楽しめるような企画をびわこ学院大学およびびわこ学院大学短期大学部の学生たちを中心として考えていき、それに協力していただける個人・企業。団体等地域の方々と連携しながら、継続的にイベント・企画(塗装修繕イベント・蔵巡りとセットにした観光商品の開発等)を開催できるように努めてまいりたいと考えています。

 今回、調達目標額500万円の使途は、近江鉄道彦根車庫(彦根市内)から近江酒造株式会社(東近江市内)までの、大型トレーラー2台(車体及び台車)による輸送費用並びに設置費用(レール敷設及び大型クレーンによる吊り下げ)、返礼品仕入れ費用、サイト手数料に充てる予定です。

 

 返礼品選定会議(パン研究室)

 

 また、この活動に携わる学生が、イベントの企画、運営や地域の方々との交流、様々な学びの機会を得ることにより、多様な経験と将来に活きるような能力の育成が活動を通して行われます。これにより保育・教育現場だけでなく、様々な企業などで力を発揮できる人材の育成にも繋がり、それも地域活性化への重要な要素であるため、教育活動としても効果のあるような活動を、これからも地域の方々と共に行っていきたいと思っています。

 開催日時:2019年12月21日

 開催場所:近江酒造株式会社 https://shigasakari.jp/

主催者:ED314保存活用プロジェクト

イベント内容:(仮)ED314輸送設置式典 URLなし

その他:2019年12月21日に近江酒造株式会社にて「(仮)ED314輸送設置記念式典」を開催することをもって、第一弾のプロジェクトを終了する。

 

写真:なかむら 義宣

 

 

 

 

 

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プロフィール

代表者 びわこ学院大学教授 博士(社会学) 専門社会調査士 京都府名誉友好大使 びわこ学院大学地域調査プロジェクトメンバーの学生たちと共に季節ごとの近江鉄道沿線のフィールドワークや写真展等、様々な活動を通して近江鉄道の良さを再発見してきました。 今回の活動を通して、ED314の持つ日本の近代化産業遺産的な価値が広まってうまく保存・活用されることにより、地域の活性化だけでなく、子どもたちが鉄道へ興味を持つきっかけとなることを願っています。

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申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年2月
1 ~ 1/ 27

プロフィール

代表者 びわこ学院大学教授 博士(社会学) 専門社会調査士 京都府名誉友好大使 びわこ学院大学地域調査プロジェクトメンバーの学生たちと共に季節ごとの近江鉄道沿線のフィールドワークや写真展等、様々な活動を通して近江鉄道の良さを再発見してきました。 今回の活動を通して、ED314の持つ日本の近代化産業遺産的な価値が広まってうまく保存・活用されることにより、地域の活性化だけでなく、子どもたちが鉄道へ興味を持つきっかけとなることを願っています。

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