【CACI物語： 協力団体 ③「いちねんいぬぐみ」】

人手、場所そして資金もギリギリのラインで活動しているCACI。

その時の事情でどうしても保護犬のお世話が難しくなった時、信頼ある保護団体に託すことがあります。

 

大変お世話になっている

「いちねんいぬぐみ」さんがブログでCACIへのメッセージを掲げてくださいました！

（以下、抜粋です）

• 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀

 

純血種の犬は、人が繁殖に介入しないと生まれてこない。

鳥猟犬なら、より猟に適した犬を！と、何かしらの目的をもって繁殖される。

けれど、生まれてくるすべての鳥猟犬が実猟に適した犬に成長するの？

とても疑問に思う。

 

猟犬の繁殖に携わっている方に、伺ったことがある。

 

海外でハイスペックの親犬同士から生まれた子犬１１頭を成犬になった時、

山に放して、自ら戻ってきた犬は３頭のみだったそう。

 

純血種の鳥猟犬だからといって、

成長の過程で正しく訓練しなければ

本能だけでは、人が必要とする仕事をするわけではないということ。

 

もともと猟欲がない犬だっているはずだし。

実猟犬の中には、発砲音を恐れ猟欲を失ったり、

逸走し結果迷子になり収容されることも。

発砲音など大きな音などになじめない犬も存在するということ。

 

間違った繁殖で、いろんな疾患などを持って生まれてくる犬が存在するということ。

 

その犬なりのキラキラ輝ける場所を、

そして安心して寄り添える家族を！

 

たとえば・・

見るもの聞くものすべてが怖くて、動けなかったポインターも

自信がつけば、笑顔も出る。

 

神経質で音に弱くて訓練士を噛んでしまったポインターも

しっかり身体を使いこなし、体と心のバランスが取れれば

熟睡もでき、リラックスして過ごせる。

 

お耳が聞こえなくて、不安で、泣いて泣いて過ごしたセッターも

ご家族の愛があれば、オジサンなみにリラックス

 

 

持病があっても、病気を理解しサポートしながら過ごせば・・

私たちに元気をくれる！

実猟犬で活躍できなくて、生きていく場所をなくした鳥猟犬にも

それぞれの幸せ形があるはず・・・

 

生まれながらにして、鳥猟犬という身体能力と獲物を探す

という潜在能力を忘れることなく

１頭１頭それぞれのいいところを見つけ出して

家庭犬としての再出発をさせてあげたい。

 

たくさんの猟犬種とされる犬たちが日本にも存在すること

その中に、未来の見えない鳥猟犬が存在すること

 

現状を知っていただくこと、また鳥猟犬への理解を深めていただき、

ご協力いただけますようお願い申し上げます。

 

🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀

 

「いちねんいぬぐみ」 さん

これからもよろしくお願いします！

共に手を携え

私たちの活動がなくなるその日まで・・・・。

 

 

「いちねんいぬぐみ」

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