継続支援の嬉しい効果！

 

ホープ・カンボジアスタッフの中で、一番若いリアン君と、ベテランのレンさん。
この2人の出会いは、ホープがリアン君一家の支援を始めた、約20年前までさかのぼります。

 

当時のリアン君一家は、母一人、子一人のシングルマザー世帯でした。生活は苦しく、日々生き延びるのに精一杯だった彼らの支援を担当したのがレンさんです。支援を受け、その後もリアン君のお母さんは一所懸命働き、リアン君を学校にも通わせました。

 

20年の時を経て、今は同僚として働くリアン君とレンさん。
支援を受けた人が支援をする側になる。
貧困の連鎖ではなく、この「支援の連鎖」こそが、貧困撲滅に最も強力な効果を発揮するのだと思います。

 

ホープが活動するカンボジアの農村地域では、英語でコミュニケーションを取れる人は決して多くありません。ホープ・カンボジアでも大半のスタッフが英語に苦手意識をもっています。

 

リアン君は学校を卒業後も学びを止めず、独学で英語を勉強してきました。今では英語が苦手なスタッフの代わりに、海外から訪れる支援者やスタッフの通訳としても活躍しています。

 

教育が将来の選択肢を広げ、学びへの好奇心が未来を拓きます。
しかし、希望すればだれでも学校に通える環境は、カンボジアでは当たり前ではありません。

 

子どもたちが将来に希望をもてる社会を目指し、今後も活動を続けていきます!

 

※写真前列左から3番目がレンさん。前列一番右がリアン君です。