開催にかける想いVol.11　寺島慶太先生

第19回国際小児脳腫瘍学会（ISPNO2020）事務局長、国立成育医療研究センター小児がんセンター脳神経腫瘍科診療部長の、寺島慶太と申します。

小児脳腫瘍の国際的に最も重要な学術集会であるISPNOと一緒に、Family Dayを開催することには特別な意義があります。

我々医療者や研究者は、ときに目の前の腫瘍の診療や研究にばかり意識が集中し、脳腫瘍と闘っている子供たちやその家族の真のニーズにこたえているかという意識が希薄になってしまう瞬間があります。

Family Dayはわれわれ医療者や研究者が、脳腫瘍と闘う子供たちとその家族と、病院とは違う場所で交流し意見を交換することで、本当に大切な目標を再設定し、思い新たに日々の診療や研究に励むことができる、貴重な機会と考えております。

できるだけ多くの子どもたちとご家族がFamily Dayに参加し、素晴らしい時間を医療者や研究者と共有できるよう、皆様からのご支援をなにとぞよろしくお願い申し上げます。