
寄付総額
目標金額 4,500,000円
- 寄付者
- 344人
- 募集終了日
- 2019年4月26日
【97%突破】研究チームインタビュー
皆さんこんにちは。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究開発部門です。
本日は、宇宙でのワイヤレス伝送実現を目指す、研究開発部門の研究チームメンバー 研究開発部門第一研究ユニット 市川 愉 研究領域主幹、粟野 穰太 主任研究開発員、嶋田 修平 研究開発員、研究開発部門システム技術ユニット 對木 淳夫 主任研究開発員の4名のインタビューをご紹介します。

©JAXA
写真左から 對木主任研究開発員、市川研究領域主幹、嶋田研究開発員、粟野主任研究開発員
――まず、担当されている研究をおしえてください
(市川)私はワイヤレスの研究全体の取りまとめを行っています。ワイヤレスの研究は、大きく3つのテーマで行っています。1つは「ワイヤレス計測システムの構築」。試験のときに使う温度センサをワイヤレス化しようという取り組みです。大規模な試験期間の短縮化や複数条件下での同時計測などを実現することができます。
(粟野)2つ目は私が担当する「衛星搭載装置間の通信のワイヤレス化」です。衛星の搭載装置の間で、現在有線で行っている通信をワイヤレス化しようという研究です。衛星は、側面のパネルだけでなく内部の機器にも多くの金属(主にアルミ)が使われています。その中で無線通信すると、直接来る信号と、金属で反射して遅れてくる信号(干渉波)が入ってきてしまいます。それらをうまく分離し、干渉波をいかに除去するかが技術的なポイントになります。
(嶋田)そして3つ目が今回のクラウドファンディングの対象である私が担当する「ワイヤレス給電技術」です。3つのテーマはいずれも「ワイヤレス」で電波を使う点が共通していますが、それぞれに技術的な難しさは異なります。
(對木)私はシステム担当としてワイヤレスを衛星に適用する際の全体システムの検討を行っています。
――「ワイヤレス化」の技術的な難しさは何でしょうか。
(市川)今行っている有線での給電や通信は、基本的に「一対一」で行っています。一方でワイヤレス化の際は、「一対一」ではなく、何台もの機器をお互いにつないでネットワークを構成し、「一対多数」で通信や給電を行います。そこがワイヤレスの面白いところだし難しいところです。さらに通信ですと「多数対多数」で通信しあうところまでいけばさらに使い勝手が良くなると期待しています。
(粟野)大型衛星であれば数十個、小型衛星でも十数個くらいのコンポーネント(機器)と通信することを想定して研究しています。

©JAXA
試作中の機器
設計、試作、実験を繰り返し技術課題の解決に挑戦している

©JAXA
(市川)さらに「ワイヤレス計測システムの構築」では、人工衛星の地上試験の際のワイヤレス化を目指しています。例えば衛星の試験などを行う際は、本体に数多くのセンサを貼り付け、配線し、線を固定し、導通チェックする作業があり、試験の準備に非常に多くの時間を費やしています。
ワイヤレス化を実現することで、いちいちつながなくても近くに置いておいておけば試験ができる、人の手を煩わせない仕組みができれば、いろんな人がいろんなところで宇宙に携わってくれるのではないかと期待しています。信頼性、確実性の向上に向け引き続き研究を進めていきます。

©JAXA
衛星の試験の際は配線作業に多くの時間を費やしている
――宇宙機の「ワイヤレス化」が拓く未来はどのようなものでしょうか。
(對木)ワイヤレス化が実現すれば、宇宙機の作り方が一変し、打ち上げ直前でも機器の交換ができるようになったり、衛星製造自体が短期間で行えるようになります。さらに、将来は軌道上で修理や交換ができるようになるなど、全く新しい衛星の使い方が見えてくると考えています。
――すでに300名を超える方々からご支援をいただいています。ご支援者の皆様にメッセージをお願いします。
(嶋田)本当にいろいろな方からのメッセージ、ご支援をいただき、本当にありがとうございます。おかげさまであと一歩というところまで来ました。引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
ギフト
3,000円
お気持ちコース
■ お礼のメール
■ ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
■JAXA HPにお名前掲載(希望者)
■受領書
- 申込数
- 116
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【“身近な宇宙開発”の実現へ】応援コース
■ JAXA開発チームから感謝状
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・受領書
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
3,000円
お気持ちコース
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10,000円
【“身近な宇宙開発”の実現へ】応援コース
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