JAXA宇宙教育センターの取り組み

北川智子（JAXA宇宙教育センター　センター長）

 

こんにちは。

これまでたくさんのご寄付をいただき、感謝申し上げます。

 

クラウドファンディングを支援してくださっている皆様の応援コメントから、宇宙科学探査交流棟にお子様といらっしゃったことのある方のお話や、お子様が宇宙について興味をもっていると感じていらっしゃる方のお声が聞こえてきました。

 

宇宙教育センターとしては、大変ありがたいことであり、また責任をもってご期待にお応えしていきたいと思いますので、この新着情報では、JAXA宇宙教育センターの活動を少し詳しくご紹介させてください。（宇宙教育センターの活動は、お子様向けだけではないので、大人も必読です！）

JAXA宇宙教育センターでは、宇宙をテーマにした授業を学校で活躍される先生方とともに作っていく学校教育支援を行っています。教育現場で先生たちが「宇宙を素材とした授業」を実践できるよう、理科だけでなく、社会、英語、家庭科、美術、道徳、総合など、様々な教育活動を支援いたします。また、具体的には、宇宙教育について知りたい、実践したいという先生方に、教員研修も行っています。

 

現在今年度の【授業連携】の募集をしているところです。授業連携とは宇宙教育センターが先生と連携し、それぞれの現場に最適な「宇宙」を活用した授業づくりを支援する取り組みです。先生方はぜひご検討ください。

 

また、オンラインで配信中の【宇宙で授業パッケージ】は、学校の授業ですぐに使用できる教材として、動画と指導案を同時にHP上にて提供しています。

 

さらに、宇宙科学教育センターでは、学校以外の地域等の場において、幼・小・中学生を対象にした宇宙教育プログラムを行う指導者の方が宇宙教育の実践に必要なスキルを身につけられる講習も行っています。その他、教材のご紹介も通年で行っています。土日などを利用して、子供たちが参加できるプログラムをご検討の方は、ぜひホームページの【社会教育活動支援】をご覧ください。

 

JAXAの事業所を訪れ、宇宙航空分野の最前線を見聞きすることができる体験プログラムには「エアロスペーススクール」や「君が作る宇宙ミッション（きみっしょん）」があります。

 

国際的にも、NASAのスペースセンター ヒューストンで開催される教育関係者向けのワークショップ【SEEC】や、宇宙活動を支える将来の人材育成のために、共同事業として催されるISEB（国際宇宙教育会議）には、毎年大学生や大学院生を１０名ほど海外派遣しています。【ISEB学生派遣プログラム】

 

このような内容を含め全体的なまとめと交流会は、【宇宙教育シンポジウム】として、毎年行っています。今年は、10月15日（土）に対面で日本橋にて、16日（日）はオンライン開催ですので、みなさんもどんどんご参加ください。

 

※次回の新着記事「JAXAアカデミー（I）全員参加型の宇宙教育」では、希望者ができるだけ参加できる全員参加型の宇宙教育イベントについてご説明します。ぜひご覧ください！