
寄付総額
目標金額 6,000,000円
- 寄付者
- 197人
- 募集終了日
- 2022年12月23日
【ジャングルこぼれ話】マルミミゾウと人の不思議な伝承
人間が動物に変身する…
そんなのおとぎ話でしょって思いますか?確かにそうかもしれません。でも、そこから色々と分かることがあるんですよ。
ページをご覧いただきありがとうございます。今回は、プロジェクトの陰の主役である地域住民と動物の関係について紹介したいと思います。
カメルーン東南部の森には、さまざまな人びとが生活しています。文字通り、森に囲まれながら生活する彼らには、森の動物に関する伝承が多く残されています。その中には、人間が動物に変身したり、動物だと思っていたら人間の生まれ変わりだったりするような、人間と動物の間の不思議な関係を題材としたものがあります。今日紹介するのは、その中でもマルミミゾウに変身する人間についての伝承です*1。
簡単に文脈を説明しますと、1900年代初頭に、現在のコンゴ共和国にあたる地域で、民族間の戦闘の結果、捕虜になったトロブという人物が主人公です。ピンチに陥った彼のことを、懇意にしていた狩猟採集民バカの長老が助けてあげる、というのが大筋です。
コンゴ人がトロブという男性を捕虜としていた。コンゴ人は、彼を捕らえている場所のそばにプランテン・バナナを植え、それが大きく育ち、実をつけたら一緒に彼を食べてしまおうと考えていたのだ。
捕虜生活をおくる中で、トロブは周辺に住んでいるバカたちと懇意になった。トロブは、バカのリーダーであるエリヤに対して「もうすぐこのプランテン・バナナが熟れてしまう。そうすれば、わたしは彼らに食べられてしまうだろう。その前にわたしをミンジャム(Mindjam:コンゴ共和国北部の村落名)に連れて行ってくれないか」と懇願した。エリヤは「みんなが寝静まったら、わたしの所に来なさい」と言い残してその場を去った。
約束通り、夜になってから寝床を抜け出したトロブは、エリヤの所に向かった。彼はバカの女性、子どもたちと一緒に先に逃げるように言われた。エリヤや他の老人たちは、後から追いかけるということであった。
言われたように先に進んでいると、後方で地鳴りがし、ゾウの鳴き声が響いた。老人たちがゾウに変身して、彼らの生活していたキャンプやそこに至る通り道の全てを破壊し、追跡できないようにしたのだ。このおかげで、彼らは安全に ミンジャムまで逃げ延びることができた。
マルミミゾウは、カメルーンの熱帯林に生息する野生動物の中で最大であり、その雄大さと圧倒的な力強さに、人びとは畏怖の念を抱いています。それと同時に、そんな偉大な動物であっても、ひょっとすると人間が変身した姿であり、自分たちと繋がった存在なのかもしれない、という人間と動物の間の敷居の低さ、距離の近さが熱帯林地域の住民の独特の動物観なのです。
現在は、カメルーン側の住民とコンゴ側の住民が争うことはもちろんありません。その代わり、近年では国境を自在に行き来する国際的な密猟組織が暗躍するようになってしまいました。彼らの魔の手からマルミミゾウたちを、そして地域住民の生活を護るために、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします!!
*1 出典 山口亮太著『妖術と共にあること―カメルーンの農耕民バクウェレの民族誌』(2022年 明石書店)P.211
ギフト
10,000円+システム利用料

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース
・ガードポストに詰めるチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもります。10,000円あれば、彼ら4人の1日分の食費と日当をまかなうことができます。
・予算に10,000円の余裕があれば、密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、臨時部隊を派遣することが可能になります。
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※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!
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- 88
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【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!
・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・3,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!
<ギフト>
◆ 寄附金領収書(2023年1月末までにお送りする予定です)
- 申込数
- 45
- 在庫数
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