【今日限り!!】戻ってきたマルミミゾウを密猟者の手から護りたい!!

寄付総額

3,775,000

目標金額 6,000,000円

寄付者
197人
募集終了日
2022年12月23日

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2022年12月15日 21:49

【ジャングルこぼれ話】本当は怖い野生動物!?

日本ではとても穏やかな動物として知られるゴリラやゾウ。しかし、身近に暮らしている人びとは、ちょっと違った感覚を持っています。森での生活は、油断の出来ない真剣勝負です!

 

ゾウは日本人にもなじみ深い動物ですが、野生のゾウと隣り合って暮らす人びとはどう感じているのでしょう?

 

ページをご覧いただきありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの若手アシスタント、山口です。これまで、プロジェクトの陰の主役である地域住民を取り上げた記事を書いてきましたが、今回は彼らがゴリラやマルミミゾウに対して抱く感情について紹介しようと思います。

 

12月7日と8日の新着情報で紹介したように、アフリカの熱帯林地域に暮らす人びとは、日々の生活の糧のほとんどを森から得ています。動物性タンパク質は森の動物や川で獲れる魚から、主食となる調理用のバナナやキャッサバも森の一角を切り開いて作る畑から得られます。その他には、家を建てるための建材なども同様です。柱には森に生える特定の樹種を使いますし、屋根を葺くのはやはり森に自生するヤシの一種です。衣食住のうちの食と住は、大きく森に頼っているのです。

 

さて、そんな彼らの生活は、文字通り森の動物と隣り合わせに営まれています。家の建ち並ぶ集落の中に森の野生動物が出てくることはまずありませんが、村の周辺に広がる畑や、そのすぐそばの森を歩くと、動物の痕跡がチラホラと見つかります。例えば、フンや足跡、それから畑の場合は作物についた食痕などです。ちなみに、現地の人びとは、そういった動物の痕跡を頼りにどういう動物が通ったのかを推測し、罠を仕掛けます。

 

私も、畑の裏手の森を現地の人と歩いていると、ゴリラの痕跡とおぼしき、砕かれた蟻塚をよく目にしました。一度などは、同行していた現地の人が急に立ち止まって鼻を鳴らし始め、「ゴリラの匂いがする。危ないから引き返そう」ということもありました。日本では、動物園で飼育されている個体を気軽に観察できたり、テレビ番組や書籍などでゴリラの生態に関する最新の知見が紹介されてきました。そのため、ゴリラたちは見た目に反して穏やかな気性の動物であることが知られています。しかし、カメルーンの森の住民たちは、ゴリラのことをとても危険な動物であると恐れています。彼らにゴリラの姿や行動を説明してもらうと、非常に鋭く長い爪と巨大な牙を持った動物であり、森で出くわした人間に襲いかかってくるといいます。ホントに?と思いますが、まれにゴリラに襲われて大けがをする人物がいるんです。私が実際に病院で見た人物の場合は、森で狩猟中にオスのゴリラに遭遇し、もみ合いになった末に腕と足を噛まれたと言っていました。

 

マルミミゾウに至っては、もはや怪獣扱いです。森でうっかり出会ってしまったが最後、恐ろしい鳴き声と共に、逃げても逃げても木々をなぎ倒しながら真っ直ぐに追いかけてきて、その巨体で踏み潰されたり、長い牙でなぎ払われたり、果てはウネウネと自在に動く長い鼻に絡みとられ、天高く放り投げられてしまう…これらは、全て現地の人びとが語るマルミミゾウの描写ですが、われわれが日本の動物園やテレビで見るゾウの様子からは想像もつかないかもしれません。マルミミゾウの場合は、畑に出てきて農作物を食べてしまうこともあります。彼らは、その巨体に見合うように大食漢で、一日に100kg以上の餌を食べます。そんな彼らにかかれば、人間の作った畑などあっという間に丸裸になってしまいます。ゾウによる食害にあった人にインタビューしたことがありますが、何をやっても逃げないので、ただただ呆然と眺めているより他なかったとのことでした。

 

このように、カメルーンの森の住民たちにとってゴリラやマルミミゾウは、恐ろしい生き物です。むやみやたらと近づいたり、ましてや触れあう対象ではありません。それと同時に、ゴリラやマルミミゾウは様々な説話や伝承を生み出す想像力の源泉でもあります。現地の人びとにとっても、関心を惹きつけられる、魅力的な動物なのです。畏れ敬いながら、適切な距離を保って生きていく。それが、森に暮らす人びとの知恵であるといえます。それは、野生動物との接触が命の危機にも繋がるという、森の生活に根ざしているのです。

(つづく)

ギフト

10,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

・ガードポストに詰めるチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもります。10,000円あれば、彼ら4人の1日分の食費と日当をまかなうことができます。
・予算に10,000円の余裕があれば、密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、臨時部隊を派遣することが可能になります。

<ギフト>活動報告
◆ メルマガ配信(1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします)
◆ 寄附領収書(2023年1月末までにお送りする予定です)

※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

3,000+システム利用料


【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・3,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!

<ギフト>
◆ 寄附金領収書(2023年1月末までにお送りする予定です)

申込数
45
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

10,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

・ガードポストに詰めるチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもります。10,000円あれば、彼ら4人の1日分の食費と日当をまかなうことができます。
・予算に10,000円の余裕があれば、密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、臨時部隊を派遣することが可能になります。

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◆ メルマガ配信(1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします)
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申込数
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2023年12月

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【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料がまかなえます!

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・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・3,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!

<ギフト>
◆ 寄附金領収書(2023年1月末までにお送りする予定です)

申込数
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