レスピーギ最後のオペラ「ルクレツィア」をみんなで見よう！！

オットリーノ・レスピーギはオーケストラの作品「ローマの泉」「ローマの松」「ローマの祭り」3部作が特に有名ですが、その他にも数々の協奏曲、室内楽曲、バレエ音楽、歌曲など、あるいは「リュートのための古風な舞曲とアリア」というように幅広い分野のたくさんの作品を書いています。オペラも10曲ぐらい書いていると思いますが意外に知られていません。その中でこの「ルクレツィア」というオペラは彼の最後の作品で未完に終わってしまいました。彼の死後、妻のエルザ・レスピーギ（歌手、作曲家）が夫の草稿をもとに完成させ、1937年にミラノ・スカラ座で初演されております。

音楽もいいし、話の内容は泣かせますし、もっと上演されてもいいオペラだと思います。裏街道シリーズの第8回で一部分を演奏したところ歌い手にもお客様にも好評で、是非全部やってみたいということでこのたび取り上げることになりました。劇進行のカギを握るLa Voceという語り手は素晴らしいメゾソプラノの石橋佳子さんに歌ってもらいますし、奥村啓吾さんという素晴らしい演出家にも参加してもらえましたし、他の歌手たちも良いメンバーがそろっていますし、とても良い舞台になる予感があります。

是非皆さまに応援していただいてこの舞台をしっかりとした形でお届けしたいと思っています。

クラウドファンディングもあと3週間ですが、おかげさまで目標金額の66％ぐらい集まりました。これからも皆様の応援をいただいて100％達成してしっかりとした公演をできるように頑張ります。

鈴木慶彦