お詫びと進捗ご報告：試作品完成が遅れます

今日は『真の目標管理を体験できるボードゲーム』プロジェクトをご支援・応援いただいている皆さんへ、お詫びと進捗のご報告をさせてください。

このプロジェクトはもともと以下の予定でした。

・2024年7月：クラウドファンディング

・2024年8月~2025年1月：試作品制作

・2025年2月~3月：製造

「1月末」の試作品完成を目指して制作を行ってきましたが、現時点で完成の目処がつかず、「3月末」の試作品完成とスケジュールを変更させていただきます。

試作品で遊べることを楽しみにしてくださっていた皆さん、すみません。

遅れが発生している理由は、このゲームで実現する「体験」にまだ辿り着けていないためです。これまで報告させていただきましたとおり、遭遇設計の広瀬さん、ボードゲームクリエイターの石神さんと検討を進めてきましたが、残念ながらまだ我々の中でこのゲームで表現すべき「体験の核」を見出せていません。

現時点でわかったことは以下の3点です。

1.ボードゲームで実現すべきは「構造」ではなく「体験」である。構造を詳細に表現することにボードゲームは適していない。ボードゲームでは、真の目標管理の構造を理解することではなく、体験して「より知りたい」と思えることを目指すべき（知りたいと思った方は、そこから学ぶことができる）。

2.ボードゲームでは『図解目標管理入門』の付録である目標設定ワークシート「MOK4」を使って目標管理がうまくいく体験を、模擬的に味わうことができる状態を目指すべき。ボードゲームでは書籍にある全部の概念を表現することはできない。知の入口としてもっとも適しているのがMOK4だと定めた。

3.体験の設計には、私（坪谷）にとって「前提」となっている概念の分解が必要である。私が当然のように理解できている概念にこそ、プレイヤーの方に体験してもらうべき「体験の核」がある。そしてその核は、すでに無意識になっている私には見えない。

その上で、次のプロセスを予定しています。

1.私（坪谷）に見えていない「体験の核」を探るため、MOK4を使っている方にヒアリングを行い、そのビフォーとアフター、そして超えるべき壁を理解する。ヒアリングには私は入らずに、遭遇設計の広瀬さんと石神さんが実施する（無意識的に飛ばさないために）。2024年12月~2025年1月

2.遭遇設計の広瀬さん石神さんが見出した「体験の核」をベースにして、ボードゲームの試作品を制作する。2025年3月末

3.試作品を、ご支援・応援してくださっている皆さんに触って遊んでもらう。その感想・反応から「真の目標管理の体験」に届いているかどうかを判断する。届いていれば本製品の製造を開始し、届いていなければ方向転換を行う。2025年4月

最後にあらためて、お待たせしてしまって申し訳ないです。どうにか真の目標管理を体験できるボードゲームとなるよう、試行錯誤していきます。引き続きの応援を、どうかよろしくお願いいたします。

坪谷邦生