九州訴訟原告のこうぞうさんからの応援メッセージ！

「結婚の自由をすべての人に」九州訴訟原告のこうぞうさんから応援メッセージをいただきました！

結婚の自由をすべての人に九州訴訟原告のこうぞうです。

同性婚法制化へ向けて関心を持ち、心を寄せていただきありがとうございます。

僕は2000年代前半、10代の頃にゲイのコミュニティに参加するようになり、同性愛者は自分だけではなかったのだと大きな安心感を得ました。
同じ頃、テレビや日常の中で見掛ける同性愛者を嘲笑したり劣るものとして扱う社会へ、違和感を抱いていました。
そんな社会での扱われ方について、少なからず今もあるように感じていますが当事者からも、「仕方ない」「そういうもの」「普通じゃないのだから」という声を耳にすることが悲しかったです。
悪いことをしているわけでないのに、自分のことを“普通じゃないから”と納得させ折り合いをつけなければいけないことは、僕にはあまりに残酷なことに感じられました。

なぜ日本で同性愛者が当たり前の存在として扱われないか、僕はその大きな理由のひとつが、同性婚ができないことだと思っています。
結婚が即ち幸せだなんて単純なものではありませんが、異性愛者であれば生まれた時に予め準備されている当たり前の“選択肢”であり、人生のひとつの大きなロードマップであることは間違いないのではないかと考えています。その選択肢や地図がないのです。
大切な人と法律上も家族になれるという当たり前の選択肢があり、未来を描く地図があれば、今よりも生きることに希望をもてる日本になると思います。

（こうぞうさんには、マリフォー国会でもスピーチしていただきました！）

大学でお話させていただく機会もあり、学生に「なぜ日本では同性婚ができないのか」と尋ねられることもよくあり、選挙へ行くこと、投票することが大切だと僕は言います。
広くカミングアウトをして生活している僕の実感として、同性婚に賛成してくれる人は大勢います。
しかし、その人たちが漏れなく選挙に関心をもっているかと言えばそうでもないでしょう。

今の政府の姿勢としては「想定されていない」「慎重な議論が必要」などと、具体的な中身を語らず長い間放置されているのが現状です。

もしも同性婚を軸に政治を知りたい、選挙で投票したいと思う人には、マリフォー国会メーターはとても役に立つ羅針盤になります。
同時に、自分の考え方が可視化されるわけで、国会議員の皆様に背筋を伸ばしていただく効果も期待できるのではないかと思います。

継続的に国会議員の情報を調査したり更新し続けることには、多くの時間や人手も必要です。
このような意義のあるマリフォー国会メーター維持のため、どうかクラウドファンディングも応援してくださると嬉しく思います。

1日も早い日本での同性婚法制化を願います。

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第2回マリフォー国会の様子はコチラ（こうぞうさんのスピーチは32:20ころから）！
第3回マリフォー国会の様子はコチラ（こうぞうさんのスピーチは26:50ころから）！