砂川秀樹さんより応援メッセージをいただきました！

文化人類学者の砂川秀樹さんから応援メッセージをいただきました！

文化人類学にとって、長らく結婚（婚姻）や親族は中心的なテーマでした。

そして、世界中の多くの社会、集団の結婚について研究の蓄積で明らかになったのは、「結婚とは何か」を一義的に定義するのは不可能ということでした。

 

結婚は、人間の様々な社会の中で、様々な形で存在してきました。

同性間の結婚や社会的に認められるパートナーシップも、欧米で法制化される以前から、アフリカの民族集団やネイティブアメリカンの中にも存在していたことが報告されています。

生殖の可能性が必ず結婚を規定するわけではありません。

 

また、結婚はその社会の変動に応じて変化するものです。

日本の多くの世論調査で、同性婚に賛成する人が反対を上回っている状況は、意味的にはもう変化したと言えるでしょう。

 

そして今、その変化を法制化するために、こうして裁判の原告となり闘ってる人たちがいることに胸が熱くなります。

 

変化するものと書きましたが、結婚も含め、社会制度は変化させるものでもあります。

世論調査で賛成と答えた人たちが、もう一歩ずつ応援に踏み込み、応援し続けることで同性婚の法制化という結果をもたらすことができるでしょう。

 

私もこれから応援し続けていきます。