コラム：8/16 ビル・エヴァンス誕生日

今日は、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンス(1929-1980)の誕生日です🎂

モダンジャズ界を代表するピアニストとして多くの楽曲を発表し、グラミー賞をはじめ数々の賞にも輝きました。

代表曲『Waltz for Debby（ワルツ・フォー・デビー）』は、元々彼の姪Debbyのために書いた曲で、1956年にリリースされた彼の初リーダーアルバム「New Jazz Conceptions」にピアノ・ソロで収録されました。

ですが、おそらく最も有名なのはライブハウス「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライブ盤「Waltz for Debby」（1962年リリース／収録は1961年）でしょう。

こちらは、ベースのスコット・ラファロ、ドラムスのポール・モチアンとのトリオでの収録で、村上春樹氏が「ポートレイト・イン・ジャズ」の中で、“類まれな美しい宝石となってぽろぽろと地面にこぼれおちていく様を、僕らはありありと目撃することができる。”と絶賛しています。

参考　https://www.a-train-jazz.com/post/waltz-for-debby-bill-evans

ただ、ベーシストのスコット・ラファロは、1961年6月25日の収録から11日後の7月6日に交通事故で他界し、この名盤のリリースを見届けることはありませんでした。

奇しくも今日8月16日は、「京都五山送り火」の実施日。

先祖の精霊を見送るこの行事に合わせ、偉大な名プレイヤーたちが残した楽曲に想いをはせてみてはいかがでしょうか。

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第34集（2006年）ワルツ・フォー・デビー／真島俊夫

https://www.youtube.com/watch?v=OOgalKwNHtM

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