
支援総額
13,713,000円
目標金額 13,000,000円
- 支援者
- 448人
- 募集終了日
- 2025年8月31日
https://readyfor.jp/projects/ORDERMISTAKES_2025?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
2025年08月31日 08:00
本日クラファン最終日! 理事長・和田行男より最後のメッセージ
【クラウドファンディング最終日 — 理事長 和田行男 より皆様へ】
クラウドファンディングを始めた日から52日、いよいよ最終日を迎えました。本日8月31日(日)23時でクラウドファンディングが終了となります。
ここまでご支援、応援いただいた皆様、本当にありがとうございます。皆様からのはげましや共感の声、趣旨に賛同いただいた個人、企業、有志団体の皆様の支援に対し、理事会一同より重ねて感謝申し上げます。
最後に理事長・和田行男より、皆様への最後のメッセージをお送りします。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
クラウドファンディングで私たちの取り組みにお力添えをくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
私たち一般社団法人注文をまちがえる料理店が目指すのは、注文をまちがえる料理店なんていう発想そのものが不要となる世界です。
かつて障がいをお持ちの方の姿を街中で見かけることがなかった時代がありましたが、今や満員電車に電動車椅子に乗られた方が乗っていらっしゃる姿が見られる時代へと進展してきました。
車椅子を必要とする状態にある方が使えるトイレがなかった時代を経て、今や当たり前にある時代になりました。
こうした進展は、勝手に起こったわけではなく、そういう社会の有り様を願って行動してきた方々がいたからであり、ご本人たちが意を決して行動してきたからだと言っても過言ではないでしょう。
僕が二十才代のとき、今から40数年前ですが、障がいをお持ちの方々から「生涯に一度で良いから列車に乗って旅がしたい」との声があがり、それを実現された方々がいて、それをテレビで特集番組として紹介された方々がいて、翌年に全国10ヵ所で取り組まれました。
その方々が交流会をもつようになり、やがて全国各地で列車が走るようになりましたが、それに呼応するかのように、駅にエスカレーターができ、トイレができ、鉄道職員がもつ手帳に「車椅子の取り扱い方や階段昇降の仕方」など必要なことが掲載されるようになりました。
この取り組みは、デモ行進をして声高に叫んだわけではありましせん。
一年に一度「列車に乗って旅を楽しむ」という、誰もがごく普通にやれる当たり前のことですが、特別なことをしなければ成せなかったから、それを行動に移しただけのことです。
このごく当たり前のことを成したいという人々の想いが、たくさんの方々に響き合わさり「世=人」を動かしたのだと思っています。
認知症は、脳の病気等により様々に生活に支障をきたす状態ですが、それは本人の脳の状態だけで決まるわけではなく、生活に支障をきたした状態ではなく、周りとの関係で決まることもある状態で、周りとズレを生じる状態でもあります。
注文をまちがえる料理店でみえる景色は、注文を間違えられたお客様が「間違ってる」ととがめれば混乱をきたすことも「ま、いっか」と受け止めてくださることで混乱に至っておらず、逆に笑いに変換されていました。
このズレを受け止めるチカラを社会全体がもてれば、認知症という状態になったとしても暮らしやすくなることは間違いなく、介護保険事業所で暮らす認知症という状態にある方々の生きる姿が、それを証ています。
僕自身は、鉄道マンから介護職・介護業界人に転職して38年になりますが、この間の日本人や日本社会の受け止めるチカラの変化をものすごく感じていて、その最たるものが、2019年「注文をまちがえる料理店at厚労省」にきてくださった厚生労働大臣の「認知症になっても活躍できる社会を」のコメントに表れていたと僕は思えました。
ひとむかし前、認知症という状態は社会から隔離すべき対象で、今でも隔離された実態としてはありますが、認知症という状態にある方々が「社会の一員として復権できた」言葉として素直に嬉しく思いましたし、改めて注文をまちがえる料理店が秘める「人に響き合わせるチカラ」を感じました。
1999年、僕がグループホームという制度(仕組み)を使って「認知症になっても最期まで人として生きられるように支援する」ことに取り組み、それをテレビで報道していただいたとき、「認知症の人にお昼ご飯なに食べるかを聞く、買物をさせる、調理をさせる、玄関に鍵をかけないなんて安全軽視、和田のやっていることは虐待だ」とバッシングを受けました。当時は、虐待のカリスマと呼ばれていたそうです。
でも、その時の考え方や実践をまとめた著書大逆転の痴呆ケア(2003年中央法規出版 廃刊)は多くの方に長きにわたって読んでいただき、たくさんの共感コメントをいただき、潜在的に僕と同じように思っている方々がたくさんいることに勇気づけられました。
出版する2年前、認知症ケアの研究者と研修会講師としてご一緒させていただいた時に「和田さん、いつもみんなに伝えていることを端的にした文章を書いてよ」っていきなり言われ、昼メシを食べながら思うがままに書いた文章を著書に掲載させていただきました。
これを「2025年注文をまちがえる料理店開催&ドキュメント映画制作」に向けたクラウドファンディングにお力添えをいただいている皆様へのお礼と、目標金額達成へもう一回りのお力添えをお願いさせていただくご挨拶に添えさせていただきます。
この著書に「痴呆=ばかげたことをする、ならば痴呆老人とは、ばかげたことをする年老いた人」ってことであり、そもそも人の前に冠をつけて呼称するのはおかしい!
そんなことを書いたら、その年に厚生労働省に痴呆呼称検討委員会が設置され「痴呆は侮蔑的」とのことで認知症に変えました。
まだ「痴呆」と呼称されていた時代に作成したもので、痴呆を次代へつないでいくために今もこの文章では痴呆を使わせていただいています。ご了承ください。
まだ見ぬ介護者へ
私はすべてを失ったわけではありません
どんなことでも まず問いかけてみてください
何でも まず私の意思を確認してみください
食べる 食べない 行く 行かない 暑い 暑くない?
どうしたのって 聞いてみてください
訳のわからないことを言うかもしれまあせんが 私は病気です
痴呆いう状態にあるのです 進行性の難病といってもいいでしょう
察してください ようく見てください
私はすべてを失ったわけではありません
まだまだ若いものに負けないこともたくさんあります あると思います
でも 若い頃と同じようにはできないでしょう
あせらせないで じっと見ていてください
見ていて 少しだけ手を貸してください
人間の機能や能力は使わないと使えなくなると 若い頃に聞きました
生きるためにたたかう力はまだまだ・・・・・
私はすべてを失ったわけではありません
外だって自由に出たがるでしょう 雲や星が好きです
外に自由に出られるようにしていてくれさえすれば 自分ででかけます
でもきっと目的地には着けないでしょう 戻れなくなるでしょう
そっとついてきてくれると嬉しいです
とまどったり 不安げになったら そっと傍に来て
どうしたのって声をかけてください
きっとあなたのことが天使様に見えるでしょう
私のことを笑ってくれていいですよ
きっとおかしなことを言ったり おかしな恰好をすることでしょう
でもお願いです 陰で笑ったり 自分一人だけで 仲間同士だけで笑わないで
私にも笑っている訳を教えてください
きっと私も笑いの仲間に入り いっしょにおかしむでしょう
だって おかしいことはおかしいと 私にもわかるから
私はすべてを失ったわけではありません
私のことを痴呆老人なんて呼ばないでください
私の名前は 和田サンです
私のことをわがままなんて言わないでください
私はあなたと同じ人間です
ただ 痴呆という難しい状態になっただけです
私の努力では 止められないんです
2003年
和田行男著書「大逆転の痴呆ケア」より
皆さんと共に
2025年
またひとつ歩を進められることを光栄に思います
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで応援・ご支援いただき本当にありがとうございます。
理事会一同、和田とともに、想いの実現を目指してまいります。
皆様もぜひこの想いシェアしていただけますと幸いです。
参加券は完売しましたが、応援メニュー/限定グッズ支援/ドキュメンタリー試写会プランなどを通じて、最後までこの取り組みにご参加いただけます。
クラウドファンディングは本日23:00まで。どうか最後の一押しに、お力をお貸しください。何卒よろしくお願いします。
リターン
3,000円+システム利用料

応援コース|3,000円
・サンクスレター(デジタル)
- 申込数
- 116
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
10,000円+システム利用料

応援コース|10,000円
・サンクスレター(デジタル)
・サンクスデジタルブックレットにお名前掲載(希望者のみ)
※お名前の掲載を希望されない場合は、 支援申請時の質問にてご回答ください。
- 申込数
- 49
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
3,000円+システム利用料

応援コース|3,000円
・サンクスレター(デジタル)
- 申込数
- 116
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
10,000円+システム利用料

応援コース|10,000円
・サンクスレター(デジタル)
・サンクスデジタルブックレットにお名前掲載(希望者のみ)
※お名前の掲載を希望されない場合は、 支援申請時の質問にてご回答ください。
- 申込数
- 49
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
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