築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 2枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 3枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 4枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 5枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 2枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 3枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 4枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 5枚目

支援総額

3,030,000

目標金額 10,000,000円

支援者
120人
募集終了日
2024年7月25日

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2024年05月14日 11:11

棟札考察、気仙大工との繋がりを探る。旧気仙銀行盛支店は気仙大工の手によるか否か。

棟札発見で竣工年を特定。上棟大正13年、竣工大正14年。

棟札4面

左から木造棟表・裏 (2022年11月7日発見)、RC棟表・裏 (2023年8月18日発見)

 

長いことネットの上では、旧気仙銀行盛支店の竣工年は大正7年とされてきました。大船渡市史によれば、大正7年は旧気仙銀行が盛に支店を設立した年、竣工年は今回の棟札発見により、大正14年と特定されました。

 

棟札には、次の文字が読み取れます。
[木造棟棟札]:大正十三年十一月十九日、株式会社気仙銀行頭取岩崎巳之亮、支店長千葉慶三郎、棟梁古内善左エ門
[RC棟棟札]:大正十三年八月五吉祥建之、工事施工者 盛岡コンクリート工事株式会社


岩手県の建設業組合、左官業組合に問い合わせたところ、現存していたり名前を引き継いでいる会社は無いとのことです。次に調べるのは下請けで参加した自営の職人たちの存在です。

 

RC棟棟札裏面

棟札解読に挑む。

Facebookにこの情報を投稿したところ、仙台の新沼さんから「ご先祖の名前がある」という情報が寄せられたり、盛商店街の古内電気さんの親戚のご先祖が代々大工であったことがわかり、名前が「善左衛エ門」か「喜左衛エ門」かで、この判定は持ち越しとなりました。また、美野さんが盛に3件あり、2件は先祖に該当者がいないことがわかり、残るはもう1件の美野さんです。

 

ネットを介して地名を調べてくれた柳谷さんの情報により、RC棟裏面に読める黒沢尻は北上市、上閉伊は大槌町、盛は大船渡の地名で、当時沿岸にはコンクリート施工者なく、内陸から技士や職人を招いたとの言い伝えは、半分は当たっていて、逆に、RC棟を手掛けた型枠大工や左官職人が盛町内にいた可能性が出てきました。

 

また、八重樫姓が北上と花巻に多いこと、戸鳥姓は北上に多く県全体でも130人ほどであること、南部藩の系譜の南部姓は盛岡と花巻に多く、県内でも70人ほどに絞られることなどがわかってきました。もう少し調査が進めば、当時の職人たちの子孫に出会えるかもしれません。

気仙大工との繋がりを探る。

吉田家住宅復旧

こちらの写真は津波で流出し、7/5の公開を目指して復旧中の岩手県文化財「旧吉田家住宅主屋」です。GWには訪ねた気仙大工左官伝承館(陸前高田市・H4開館)を訪ねました。主な収蔵品はH4に陸前高田市内の職人たちから提供された大工道具などで、敷地内には吉田家からレスキューされた部材で再構築した土蔵と母屋が建ち、見学可能です。

 

伝承館3連

 

2年前、東北工業大学建築学科中村琢巳研究室は、伝承館所蔵の大工道具の価値を確認する調査を始めました。


一方、気仙大工の手による建築と言われながら手掛かりなく、棟札から気仙大工の関わりを証明しようとする「旧気仙銀行盛支店」のプロジェクト。伝承館には、まだ体系的に分類されていない未公開の道具や図面が数多くあるとのことです。この中に、旧気仙銀行と気仙大工をつなぐ手掛かりが何かあるかもしれません。そこで、棟札を伝承館に持ち込んでみることにしました。

活動に活かす。

H29以降、語り部を置くことで首都圏の大学生らが繰り返し来訪するパターンを生んでいる伝承館は、建築学生も多く訪れます。陸前高田市の2つの施設間で行われている文化財復旧・伝統技術の継承・道具の保存・震災伝承の一連の事業は、「観光資源の保全」に他なりません。

 

これを盛町の旧気仙銀行盛支店を活用した「STAY BANK SANRIKU」に置き換えると、目指す機能は文化財保存・津波痕跡保存・広域アウトリーチ活動ですが、これに加えて求められることは、地域文化の継承と人を育てる仕組みだと考えています。チラシも貼って頂きました。

 

チラシ

リターン

5,000+システム利用料


[ご寄付] 5,000円

[ご寄付] 5,000円

日本のコンクリート建築黎明期の建物と史料の保存にご賛同頂きありがとうございます。

記念品不要の方向けのプランです。最大限有効に活用させていただきます。

●WEB上で進捗をご報告します。

申込数
34
在庫数
466
発送完了予定月
2024年10月

10,000+システム利用料


[史料活用] 被災ピアノで試弾権

[史料活用] 被災ピアノで試弾権

被災ピアノってどんな音?潮に捲かれたり、津波の底を這ったり、重機にかまれたり。正しい音階を持たないけれど、触れた指先からきっと津波のイメージを伝えてくれます。

●被災ピアノを弾く権利 [有効期限:1年]
●当日入館料無料
●珈琲と焼菓子付き

公開場所:STAY BANK SANRIKU 震災痕跡史料館
受付方法:フロントで権利証をご提示ください。
開館時間:11:00-16;00 [要予約] 開館日不定期
参考URL:https://pr45.mystrikingly.com/piano

資料館の利用状況により、試弾できないときは、期限内は何度でも振替可能です。

申込数
4
在庫数
96
発送完了予定月
2024年10月

5,000+システム利用料


[ご寄付] 5,000円

[ご寄付] 5,000円

日本のコンクリート建築黎明期の建物と史料の保存にご賛同頂きありがとうございます。

記念品不要の方向けのプランです。最大限有効に活用させていただきます。

●WEB上で進捗をご報告します。

申込数
34
在庫数
466
発送完了予定月
2024年10月

10,000+システム利用料


[史料活用] 被災ピアノで試弾権

[史料活用] 被災ピアノで試弾権

被災ピアノってどんな音?潮に捲かれたり、津波の底を這ったり、重機にかまれたり。正しい音階を持たないけれど、触れた指先からきっと津波のイメージを伝えてくれます。

●被災ピアノを弾く権利 [有効期限:1年]
●当日入館料無料
●珈琲と焼菓子付き

公開場所:STAY BANK SANRIKU 震災痕跡史料館
受付方法:フロントで権利証をご提示ください。
開館時間:11:00-16;00 [要予約] 開館日不定期
参考URL:https://pr45.mystrikingly.com/piano

資料館の利用状況により、試弾できないときは、期限内は何度でも振替可能です。

申込数
4
在庫数
96
発送完了予定月
2024年10月
1 ~ 1/ 25


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