
寄付総額
目標金額 4,330,000円
- 寄付者
- 207人
- 募集終了日
- 2020年5月15日
ご挨拶とご報告
1. ご挨拶
クラウドファンディングの計画が実施できる状況になった2020年5月以降、コロナ感染症の影響で、モンゴル国に入国し、現地に行けない状況が続いています。
考えても仕方のないことですが、個人的にはとても残念な思いでいます。
モンゴルの研究仲間もコロナ感染症の影響でモンゴル内での移動が厳しく制限され、現地に入れない状況にありましたが、2021年9月にようやく規制が緩和され、現地に入れる状況が創れました。なかなか思うようにはいかないのが現状ですが、少しでも前に進めるようオンライン等で繋がって話し合いなどしているところです。
また、いろいろな制約からモンゴル国の研究仲間に皆さまからの寄附金を直接送金できない状況が1年以上続きました。そうした中、両国で話し合いを継続的に進めた結果、私たちの所属する九州大学・長崎大学・弘前大学とモンゴル科学アカデミーとの間で国際共同研究の契約を結ぶことでようやく送金ができるようになりました。
その結果、現地で整えることを考えていた「道具、施設、環境」を昨年の8月ごろから、随時、現地の研究仲間に整備していってもらうことをはじめています。
ここでは、昨年の9月中・下旬にモンゴル科学アカデミーの研究仲間が現地ボグド村を訪ねましたので、その時に撮影された現地の写真などを使って、そのときの様子などを新着情報として報告します。
また、次の新着情報では、「モンゴルの民と共に取り組む持続可能な砂漠化防止技術の紹介」として、昨年学会誌でまとめた技術紹介の資料を基本として、現地の方と一緒に取り組んできている乾燥地での栽培・緑化のための要素技術の紹介をします。
2. 2021年9月の現地、ボグド村の様子
モンゴル国のコロナ感染症に対する規制が緩和された2021年9月中・下旬、モンゴル側の研究仲間のインドレさん(モンゴル科学アカデミー植物研究所)はじめ若手の研究員がボグド村を訪ね、調査分析を進めている現地の様子をカメラに納めました。また、現地調査地にwebカメラの設置がなされ、現地の状況をライブで診ることのできる環境を整えてもらいました。
送られてきた写真を通して今年の現地の様子を紹介します。
写真0. ボグド村に隣接する河川の増水の様子
(1)驚きの川の増水の様子(写真0):
私たちは、郷土稀少薬用植物を効率的に栽培するための方法を検証している敷地(栽培エリアと称する)と乾燥地緑化のための検証実験を行っている敷地(緑化エリアと称する)の2か所で、社会実装をめざした現地実験を進めています。その際、緑化エリアに行くために必ず車で渡らないといけない川が写真のように今年度は増水しています。2009年から、毎年現地を訪ねていますが、こんなに川の水位が上がっているのを見るのは初めてのことです。過去の多くの年は、水かさがくるぶしほどしかない状況でしたので、地球温暖化に伴う降雨の二極化と極端化の影響が出ているのかな?と思ったりしています。

写真1. チューブ潅水で健全に生育したカンゾウ (地中灌水)

写真2. ひも潅水 (地中灌水)で健全に生育したカンゾウ
(2) 栽培エリアでのカンゾウ栽培実験の状況(写真1と2):
栽培エリアで行っている郷土稀少薬用植物であるカンゾウの栽培実験の様子を写真1と2に示しています。チューブでの地中灌水と少ない降雨を効率的に集水するひも灌水による適切な水分供給により、健全に生育しているカンゾウの個体がいくつか見られています。

写真3. 修繕されたコールドフレーム
(3) 修繕された簡易温室 (コールドフレーム)(写真3):
皆様からのご支援を、強風によって傷んだ簡易温室の修繕に使わせて頂きました。これにより、気温が低くなる夜間でもカンゾウの幼苗を保温して保管することができます。

写真4. 実をつけたクコ(リシウム)
(4)防風林として植林したクコ(リシウム)の成長(写真4):
コロナの「コ」の字もなかった2019年秋、カンゾウと同時期に、現地の子供たちと共に植えたクコ(郷土稀少薬用木のひとつ:リシウム)が、写真4のように健全に生育し、実をつけました。インドレさんのレポートでは、子供たちと一緒に植林したところは、全体の30%程度育っているとの報告でした。その実は甘く、味は良好で現地では好評だとのことでした。これからの成長が楽しみで、現地の方に喜んでもらえそうです。
写真5. オンラインミーティングの様子①

写真6. オンラインミーティングの様子②
(5) 現地と日本をはじめて繋いだオンライン会議の様子(写真5と6):
2021年9/20(月)の敬老の日と9/21(火)に、現地にいるインドレさんとオンラインではじめて繋がってのミーティングを行い、現地の様子を確認、情報共有、今後の進め方や計画についての話し合いを行いました。写真5は会議を行っている様子、写真6は栽培エリアで植林したクコ(リシウム)の成長度を丸居先生(弘前大学)が確認している様子です。もどかしさはありますが、現地の様子を久しぶりに間接的ではありますが、目の当たりにし、うれしい気持ちになりました。

写真7. 日本とボグド村をつなぐwebカメラ
(6) webカメラの設置の状況とこれから(写真7):
皆様からのご支援の一部を、日本にいながら現地の様子を観察できる「webカメラ」の購入や「ネット環境の強化」に使わせて頂きました。カメラで撮影した画像などは、今後、新着情報としてアップロードさせていただく予定です。写真7は、栽培エリアに設置された「webカメラ」です。地表から5mくらいの高さのところに設置されています。
(7) その他:日本車は強い?
(1)の中で、2021年度は川が増水していることをご報告しました。今回インドレさんたちは、2台の車で現地に入っています。一台はロシアンジープ(現地ではよく見かけますし、2009年ごろは毎回ロシアンジープで現地で入っていました)、もう一台は日本製のランドクルーザー(トヨタ製)です。インドレさんの話では、増水している川を渡る際、ランドクルーザーは難なく渡ることができたものの、ロシアンジープは水につかって動かなくなったとのことで、日本車の優秀さを再確認できたのだそうです。
ギフト
5,000円
プロジェクト応援コース
■サンクスレター
■活動報告書(1年ごとにお送りいたします)
■寄付金証明書
*寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります
- 申込数
- 56
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
10,000円
プロジェクトサポーターコース
■サンクスレター
■活動報告書(1年ごとにお送りいたします)
■HPにご寄附者様としてお名前の記載(個人名)
※寄附時に必ずHPに記載ご希望のお名前をご記入ください。記載を希望しない方は、「なし」とご回答ください。また特定の人物を揶揄するお名前や公序良俗に反するお名前は掲載をお断りする事が御座います、ご注意ください。
■寄付金証明書
*寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります
- 申込数
- 185
- 在庫数
- 制限なし
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5,000円
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