北陸特急が無くなって、1週間経ちました　～再びの春を目指して～

先週土曜日に北陸新幹線が開業し、小松からはすっかり特急列車が無くなってしまいました。

これまで60年以上、北陸本線には白鳥以来走り続けた特急列車。

でも、しみじみと思うのです。

「ボンネット先頭車が保存出来て本当に良かった」と。

写真は昨年の3月末から4月初め、昨年もとても暖冬で、3月に桜がどんどん咲き始め、麦畑も緑のじゅうたんになっていました。

この撮影場所は、昨年3月に開通した手取川に架かる県道橋のたもとの築堤で、これまで得られなかったアングルでした。

北陸本線の手取川橋梁を全て横から見通せ、且つ桜並木の上に橋があるかのような、ちょっと夢のような場所で、すっかりお気に入りになったのですが、撮れたのはこの春だけ。

本当に最初で最後の春だったのでした。

はるか橋の先には、日本海も見えます。

寝台特急日本海がこの場所で見る事が出来たならば、絶対に一度は来ていた筈。

でも、走る列車と自然景観、そして天気に関しては常に「一期一会」だと思います。

それは施設や屋根の下で常に会える安心感よりも、むしろ自然に左右される喜怒哀楽がある方が、鉄道が自然や町、風景や時代を共有した文化や風土に溶け込むものとして存在価値が高く感じ、人間的に豊かな感情なんじゃないかと思うのです。

結局、この場所の桜の上を走る北陸特急は、しらさぎとサンダーバードしか撮れませんでしたが、良い思い出になりました。

まだまだ実現には程遠い、夢の先っぽにある目標金額ですが、車両は盛岡にあります！

そして春を待っています！

サシ481-48に春を、そして自然や桜と共に迎える来年の春を、綺麗に修繕した姿で迎えたい…。

皆様からのご支援。情報のシェア、前向きなお声掛けで、必ず北陸に在来線特急の栄光の姿を取り戻せると信じています！

諦めずにがんばりましょう！！