100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫
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100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫 2枚目
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寄付総額

17,754,000

目標金額 4,000,000円

寄付者
928人
募集終了日
2023年11月9日

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2023年10月06日 18:00

植物系統分類学実習が開講されました

9月下旬に東北大学理学部の学生向けに植物系統分類学実習が開催されました.

 

 

この実習では,実際に野外へ出かけて植物を採集し,名前を調べ,植物標本を作製します.

 

 

今年は仙台市にある青葉の森緑地に植物を探しにいきました.

MicrosoftTeams-image (6).png

*本実習では許可を得て植物の採取を行っています

 

 

植物を採取した後は,押し葉を作成します.新聞紙に植物を挟み,給水紙を使用して仮押ししたあと,乾燥機で1-2日ほど乾燥させて作成します.

 

 

その後,採集した植物の名前を調べます.植物の正確な同定を行うためには,まず第一に植物のかたちを表す専門用語を理解しなければなりません.そして無数に存在する植物の中から種を絞り込んでいく作業はとても骨の折れる作業です.

 

 

受講者のみなさんは一生懸命に名前を調べ,最終的にはほとんどの植物の正体を明らかにすることができました.植物分類学の根幹は,名前がわかったときの喜びや達成感にあるといっても過言ではないので,その醍醐味を味わってもらえたのではないかと思います.

 

 

次に,乾燥させた押し葉を台紙に貼り付けていきます.ラミントンテープとよばれる片面がポリエチレンラミネート加工されたテープを用いて,改良したはんだごてを使用しながら,押し葉を台紙に固定していきます.この際,採集した際の情報(いつだれがどこで採取したか等)を詳細に記載したラベルと一緒に貼り付けていきます.

MicrosoftTeams-image (9).png

 

このようにして,受講者の皆さんは無事植物標本を作製することができました.

本実習で作成した標本も東北大学植物標本庫に収蔵され,未来永劫維持されていくこととなります.

 

 

本実習で作成した標本を早速標本庫に収蔵したいところですが,実際はすぐに標本庫に収蔵することはできません.この後,冷凍庫で3日ほど殺虫処理を行い,標本のデジタル化のためにスキャンを行い,ラベル情報を整理した上で標本をキャビンに配架するという過程が待っています.

 

 

本実習で上記の過程をすべて行うことは難しいので,既に一連の過程を経た標本を用意し,受講者のみなさんには標本の配架作業を経験してもらいました.

MicrosoftTeams-image (3).png

 

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この配架という作業は,分類体系に従って規則正しく配列されているキャビンの中から,適切な収蔵場所を探しだして植物標本を収める,という作業になります.

 

 

特に学名になじみのない人にとってはこの作業もまた一苦労です.標本作成者によってラベルの形式がさまざまであったり,分類体系の変遷に伴って科名が変更されていたり,標本庫に収蔵されている学名とは別の学名が使用されていたり,と一筋縄ではいかないこともしばしばあります.

 

 

このようにして植物標本が標本庫に収蔵されるまでの一通りの作業を経験していただき,植物系統分類学実習は無事終了しました.

 

 

今年の受講者は例年に比べてとても多く,植物学に対する関心の高まり(?)がうかがえるものとなりました.受講者の皆さんは,苦しみながらも楽しんで実習を進められていたように見受けられたので,良い経験となったのではないでしょうか.これを機に,少しでも身近な植物に関心をもってくれたら嬉しい限りです.

 

 

事務局TI

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