100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫
100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫
100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫 2枚目
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寄付総額

17,754,000

目標金額 4,000,000円

寄付者
928人
募集終了日
2023年11月9日

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2023年10月11日 18:00

博物館実習が開講されました

9月下旬に東北大学の学部生向けに博物館実習が開催されました.

 

 

この実習は東北大学の総合学術博物館・史料館・植物園が合同で開催するもので,資料の展示や収蔵方法などについて理解を深めてもらうことを目的としています.

 

 

受講者の皆さんは学芸員資格の取得を目指す方も多く,東北大学植物園の担当分では,植物園の展示方法や植物標本の意義・維持管理・作成方法などについて学んでいただきました.

 

 

実習では,まず,園内の案内や展示方法の説明を行いました.

当園の敷地の約8割は貴重なモミの原始林が残されており,国の天然記念物「青葉山」に指定されています.なぜ今日に至るまでこの貴重な森が維持されているのかなどの説明を行いました.

IMG_6341.JPG

 

その後,植物標本の意義や作成方法,標本庫の意義についての講義を行いました.

講義を通じて,植物標本は”生物学における重要なインフラのひとつ”であること,そして過去の遺物ではなく,近年植物標本を活用した研究例が急速に増加している事実など,その重要性が日に日に増してきていることの説明を行いました.

 

 

次に,受講者の皆さんには,寄贈を受けた標本の整理作業を経験していただきました.

IMG_6392.JPG

 

ありがたいことに当標本庫は定期的に多くの植物標本を寄贈していただくのですが,その整理はなかなか進んでいないのが現状です.その理由として,膨大な数の押し葉標本について,いつどこで採取されたものなのかを慎重に対応づけて整理し,標本のラベル作成を行う必要があるためです.

 

 

今後の標本情報の利活用を考慮した上で,現在整理している標本には基本的におおまかなGPS情報(緯度,経度,標高)を付記するようにしています.そのため,特に古い標本の場合は現在使用されていない旧地名がかかれていたりすることが多く,採集地点を推定するのにも一苦労です.

 

 

標本情報を整理した後,次は標本の貼り付けを行っていただきました.これは先日行った植物系統分類学実習と同じ内容になりますが,歴史の詰まった寄贈標本の貼り付け作業は,自作した押し葉を貼り付けるのとはまた違った緊張感が漂います.しかしながら,受講者の皆さんはそんなプレッシャーに負けず,とても綺麗に手際よく標本の貼り付けを進めていました.

IMG_6391.JPG

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先日の実習と同様に,貼り付けを行った標本はすぐに標本庫に収蔵することはできません.そのため,受講者の皆さんには,配架待ちの標本について,標本庫の然るべき場所に配架を行う作業を経験していただきました.このように寄贈標本が標本庫に収蔵されるまでの一通りの作業を経験していただき,博物館実習は無事終了しました.

 

ちなみに余談ですが,配架作業中に偶然にも朝の連続テレビ小説でモデルとなった植物分類学者,矢田部良吉や松村任三の標本を配架することになり,なんだか感慨深いものがありました.

 

 

 

受講者の皆さんの中には,今後学芸員資格を取得して関係機関に勤める方もおられるかもしれませんし,まったく関係のない仕事につかれる方もおられるかと思います.地道ではありますが,様々な世界に羽ばたいていかれる方々に対して,こうした講義を通じて博物学への理解を深めてもらうことはとても重要だと思っています.

 

今よりももっと博物学に対する理解が進んだ世界を目指して,これからもこのような活動を継続していきたいと思います.

 

 

事務局TI

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