10/15（火）「ポッポの丘2211号お披露目前の清掃体験」を実施しました

10/15(火)、ポッポの丘に搬入された2211号の清掃体験イベントを開催しました。

首都圏電車区に搬入された2212号に続き、山梨でも積極的に活用されてきた2211号。

とはいえ富士急線を引退してから四半世紀の歳月が経過していることもあり、今後の活用に当たっては室内を中心とした清掃が必要です。この度「清掃体験」にご支援を頂いた支援者様や特別会員様のお力添えを得て清掃に取り組みました。

室内に入ると、2212号と同じく、第二の故郷である山梨にゆかりのある広告の数々が。
中吊り広告をはじめ富士急時代の車内も貴重ですが、小田急時代の雰囲気に！という思いもあり、難しい所です。

陸送時に掲出されたメッセージも剥がすことになりました。
ですがポッポの丘の関係者の皆様とも相談させていただき、一部分は残しておりますので、ぜひポッポの丘にお越しになられた際はお楽しみに！

天井の塗料も剥がれかかってしまっているため、大まかにではありますが剥がしていきました。

まだ網棚の取り付けはできていませんが、今後内壁の整備が進み次第、取り付けを行いたいと思います！

作業を進めてお昼休憩。支援者様ともアットホームな雰囲気でご一緒させていただきました！
2200形は走っていない時代ですが、2600形・4000形・9000形・5000形といった車両が活躍していた頃の1990〜2000年代の小田急線談義にお昼ご飯を食べながら花咲かせました。
(一番談義を楽しんでしまっていたのは実は会長の私です。)

作業が終わる頃には、丁度良い光線になり、皆様お待ちかねのミニ撮影会。
小田急2200形と京急1000形。関東初期高性能車の夢の並びが実現です。

京急線と小田急線は直接、接続・交差などしないので、東急車輛での新造・改造時や甲種輸送時などを除けば直接並ぶことはなかったと思われます。
2200形は東急車輛では製造されておらず、並ぶとしたら甲種輸送時でしょうか？
もしご存知の方がおられましたら、イベントの時などぜひ教えて下さい！

今回の清掃体験で何より印象に残っていますのは、支援者様から2200形のことを「学生時代に追いかけていた電車」と伺ったことです。
私事になりますが、会長である私も学生時代、形式は異なりますが同じ小田急の電車、引退が迫った5000形を追いかけた日々を思い出しました。

2600形・4000形・9000形・5000形といった車両が活躍していた頃、90～00年代のそんな日々も、清掃作業中やお昼休憩の時に皆様と小田急談義に花咲かせることで、当時をまるで昨日のことのように思い出すことができました。
残念ながら1両も残らなかった形式もありますが、そのような車両が走り抜けた歴史があり、何より皆様がその車両に乗って旅した時間、追いかけた日々があったからこそ、今日、2211号・2212号を救出することができました。

作業が終わったあと、暗くなるまで時間を忘れて2211号の前で、鉄道車両保存のあり方を語り合うこともできました。

「電車に灯りを灯し、皆様と語り合える日を目指して参りたい！」との思いを強くしました。

「引退した小田急線の電車を皆が仲間と語り合う素敵な場所に！」という私たちが思い描く2200形電車の保存・活用のイメージが一層具体的に描けた気がします。

支援者の皆様・関係者の皆様、清掃作業へのご協力・お力添えありがとうございます。

今後ともポッポの丘・首都圏電車区双方で2211号・2212号の整備・清掃を引き続き進めて参ります。今後とも2200形電車保存会の活動にご理解・ご協力・お力添えをお願い致します。

さて、そんなポッポの丘に加悦鉄道の4号蒸気機関車を迎えるべくクラファンを実施中です。

加悦鉄道4号蒸気機関車｜解体の危機。ポッポの丘で愛される車両へ。

おかげさまで700万円の第一目標は達成しましたが、ネクストゴール900万円を目指しております。
ネクストゴールを達成すると、汽笛吹聴実現に向けた修理等の予算を確保することができます。
ぜひ、2211号の前で、皆様と汽笛を鳴らす姿を共に見たいと思います！
引き続き皆様のご支援をどうぞお願い致します。