被災した北海道安平町に、未来への入り口となる町の拠点を!
被災した北海道安平町に、未来への入り口となる町の拠点を!

支援総額

2,525,000

目標金額 1,300,000円

支援者
174人
募集終了日
2019年8月30日

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2019年07月20日 20:46

安平町に住む人にお話を伺いました! Vol.2

こんにちは、安平町復興ボランティアセンターの松岡亮と申します!

 

自分は東京から安平町の追分に移住して、地域おこし協力隊(クラウドファンディング推進員)として「カイタク事業」という安平町の人々が何かチャレンジする際の様々なサポート活動をしています。

詳しくはこちら

→http://www.kaitaku-abira.com

 

********************

 

今回、ENTRANCEがオープンする予定地は安平町の追分地区です。

※安平町は追分地区、早来地区、安平地区、遠浅地区の4つから構成されている町です。

本日はそのENTRANCEの建物の向かいにある「追分ホテルわたなべ」を経営されている渡辺隆広さんにこの町についてお話を伺いました。

 

 

ーーホテルはいつから創業されているのでしょうか?

 

ホテルとしては平成14年からですが、駅前の屋台群からスタートした祖母の生業が創業で、駅前食堂、寿司店、スナック、旅館業を経て、私で3代目に至っています。創業当時の追分は道路も舗装されておらず、砂利道が広がっていました。馬車なんかも走っていた記憶があります。もっと歴史を遡ると、明治の頃このホテルが建っている土地には丸仙旅館という高級料亭旅館があり、軍の方や日本通運の方などが泊まり、毎晩賑わっていたそうです。明治時代に追分にも鉄道が開通し、ここに集落ができ、鉄道の要衝として栄えていきました。さらには東洋一のコークス場(石炭から作られる燃料)があり、追分は第一次全盛期を迎えていました。

 

駅を降りてすぐに目の前にある「ホテルわたなべ」の建物

 

ーーボランティアセンターが改装しようとしている旧宮内薬局はどんな場所でしたか?

 

昔は追分にも数カ所薬局があったのですが、時が流れて宮内薬局以外は無くなってしまいました。なので追分に住む人々にとっては、突発的に何かあったときに薬などを提供してくれる大切な存在でした。自分の子どもが熱を出した時にアイスノンを買いに行ったら、心配してわざわざ凍らせたアイスノンをすぐに出してくれて、助かったのを覚えています。細かい気配りができる地域に愛される薬局でしたね。なので5年前くらいに無くなったときは本当に悲しかったです。

 

「ホテルわたなべ」のすぐ向かいにENTRANCEが建っています。

 

ーー渡辺さんにとって追分はどんな町なんでしょうか?

 

古くから鉄道の拠点として栄えたので「鉄道の町」「国鉄の町」というのは共通認識としてあるかもしれません。とはいっても国鉄の言いなりだったかというとそれもまた違いますけどね。ただ、国鉄自体がお金もあって、若い人もたくさんいて、町の神社の旧鳥居なんかも国鉄の全面バックアップで作られたものだったりしましたね。国鉄の職員さんもたくさん住んでいて、町民運動会は半分以上が国鉄の人だったり(笑)なので当時はとても賑わっていて、この小さな町では考えられないような数のお店がありました。昔は飲み屋から出てきたお客さんが喧嘩しているなんて風景も普通でしたけどね。国鉄が民営化されたあとは、人口自体が半分くらいになってしまったのでどんどんお店はなくなっていき、徐々に活気が失われていたというのはあります。

 

ーー住民として、追分の町が今後どのようになっていってほしいと考えますか?

 

今は危機感がありますね。色々な方とお話をすると「これから追分どうなっていくんだろうか。人はいなくなったし、さびれてきたし・・・」なんていう会話になります。多分それは昔の全盛だった頃の追分を知っているからでしょうね。今から30年くらい前はみんなで後継者を探したり、これからの追分を作っていこうという機運はあったのですが、結局難しくなってしまいました。自分は古き良き時代を追い求めるのではなく、新しい追分、安平町のビジョンを描いていかないといけないと考えています。そのためにまずは現実的な目標を立てて少しずつ前に進んでいく。そして、動いていく中でこれからのビジョンは見えてくるものだと考えています。

 

ーー最後にENTRANCEに対して思うことはありますでしょうか?

 

ENTRANCEに関しては音楽を外に流したり、イベントなどをどんどんやってもらって、何かをやっている雰囲気を作ることが大事だと思います。音楽や活気があればそこに自然と人は集まるので。今の追分は何もないから人が出歩かないので、色々なことが難しくなってきています。とにかく人が集まる仕掛け、仕組みを実現することを期待しています。

また、こういった活動を進めていく上で失敗を恐れずどんどん挑戦してほしいと思っています。色々なことがあるとは思うけれど、とりあえず動いて、その度に壁にぶつかって、そしてまた乗り越えていくってことが大事なんだと思います。年配の方だったらそれは問題なのかもしれませんが、そこは若い力のボランティアセンターだからこそ進んでいってほしいです。応援しています。

 

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今回のインタビューを通して思ったことがあります。

ENTRANCEが宮内薬局の意志を引き継げれば良いなということです。

細やかな気遣いができる薬局として、人々の体や心を癒し、地域に愛されてきた宮内薬局。自分たちは薬局の代わりにはなれません。でも、この場所に人々が集い、楽しい空間を作っていくことで、薬ではなく「心遣い」と「交流」で誰かの笑顔を作れるはず。

言葉で言うのは簡単ですが、実際にそれをやるのは難しいのかもしれません。渡辺さんもおっしゃっていたように、挑戦すれば必ず壁にぶつかると思います。その壁をいかにして乗り越えていくのか。自分たちで努力や工夫をして前に進み続けることはもちろん、渡辺さんをはじめ、こうして応援してくださる方々がいて、クラウドファンディングを支援してくださる方もいる。そんな多くの人の支えを感じ感謝しながら、常に前に進んでいけば、きっといつの間にか壁を乗り越えられるのだろうと思いました。

 

最後に、皆さまも是非、追分駅前にある「追分ホテルわたなべ」に足を運んでみてください!

レストランの料理もお寿司も非常に美味しいです!!

 

 

 

追分ホテルわたなべのHPはこちら!

http://www.hotel-watanabe.jp

リターン

5,000


復興ボラセン応援セット

復興ボラセン応援セット

・復興ボラセンオリジナルシール
・復興ボラセンクリアファイル
・感謝の気持ちを込めたサンクスメール

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

7,000


あびらうまシールセット

あびらうまシールセット

・あびらうまシールセット
 (復興ボラセン、機関車、チーズ、おやすみバージョン)
・復興ボラセンオリジナルシール
・復興ボラセンクリアファイル
・感謝の気持ちを込めたサンクスメール
※あびらうまは、イラストレーターの方にボランティアで作っていただいた安平町非公式キャラクターです。愛くるしい顔つきが子どもから高齢者まで大人気です。

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

5,000


復興ボラセン応援セット

復興ボラセン応援セット

・復興ボラセンオリジナルシール
・復興ボラセンクリアファイル
・感謝の気持ちを込めたサンクスメール

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

7,000


あびらうまシールセット

あびらうまシールセット

・あびらうまシールセット
 (復興ボラセン、機関車、チーズ、おやすみバージョン)
・復興ボラセンオリジナルシール
・復興ボラセンクリアファイル
・感謝の気持ちを込めたサンクスメール
※あびらうまは、イラストレーターの方にボランティアで作っていただいた安平町非公式キャラクターです。愛くるしい顔つきが子どもから高齢者まで大人気です。

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月
1 ~ 1/ 10

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