身体障害者の機器操作に有効な入力スイッチを商品化したい!
身体障害者の機器操作に有効な入力スイッチを商品化したい!

支援総額

3,533,000

目標金額 3,000,000円

支援者
309人
募集終了日
2021年11月26日

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2021年11月17日 08:33

応援メッセージ 窪田静 先生

ご支援ありがとうございます。のこり9日ですが、目標額の95%を超えました〜!

引き続きご支援と情報の拡散をよろしくお願いします。

 

本日は愛媛県立医療技術大学 保健科学部 看護学科准教授の窪田静先生からの応援メッセージをご紹介します。

 

窪田静先生は私が以前、パナソニックヘルスケアに所属していて愛媛県に拠点があったころ、四国内の障がい者の方の支援機器の入力スイッチ適合や生活環境の改善提案等で一緒に奔走してくださいました。

今もいろいろな相談に対応してくださる、頼れる先生です。
 


 

 窪田静先生 

まず最初に、スイッチ操作に難渋しておられた重度の四肢麻痺の重川洋一さんのエピソードを、第31回リハビリテーション工学カンファレンス(高知)でのご自身の発表から抜粋してご紹介します。


重川洋一さん Facebook →(こちらをクリック
 

・・・ここから・・・  

3.  パソコンの操作スイッチ
3-1.当初の方法 右手全体を補装具(スプリングバランサー)で宙に浮かせて右人差し指で棒型スイッチをはじく(=クリックする)やり方をとっていた。これだと、一回のクリック毎にけっこう右腕に力を込めて右肘関節を伸ばさねばならなかった。また、その入力に至るセッティングが介助者にとってはひと苦労であった(最低10分はかかる)。

 


3-2.手元スイッチへの変更 2年前、専門家のコンサルテーションを受ける機会があり、新しく手元スイッチを導入することができた。有限会社TY企画のプラケーススイッチを安価な雑貨店で販売されている部材で工夫して手に把持できるようにしたものである。これだと、余分に力込めることなくパソコンを操作できた。

 

 

このおかげで、facebookに参加し、日々俳句を投稿し、割と自在にコメント記入するなど、利用可能になった。自分としては夢のような画期的な福祉機器であった。比較すると以前のスイッチは、記入スピードが今の1.5倍くらいかかり、しかもかなりの労力がかかっていた。おそらく、以前のままだとfacebookはできてなかったと思っている。

・・・ここまで・・・  


上記の発表の背景に、発表の趣旨とは別に、どんな事柄の蓄積があるか、皆さんは想像できますか?
「専門家のコンサルテーション」の「専門家」こそは、このクラウドファンディングでスイッチを既製品化しようとご尽力されている松尾光晴さんその人です。私からのご無理を聞いて、愛媛まで来て下さいました。そして、「安価な雑貨店で販売されている部材」は、私と夫が複数の店舗を回り、役に立つのかどうかわからないたくさんの商品を購入し、その中から試行錯誤の末に選別して「工夫して手に把持できるようにした」のです。夫は、工業用ロボットを開発してきたエンジニアではありますが、福祉用具の専門家ではありません。
この事象の背景には、
  1.私自身が重川さんのスイッチ問題を「解決に導けるはず」と判断した
  2.問題解決のための人的コネクションを私が持っていた
  3.私達が、問題解決のために時間と労力を使うことができた
という3つの要素が必要でした。スイッチに関する詳細と、スイッチ以外の問題もたくさんありました。ここではそれには触れませんが、スイッチのことに限ったとしても、誰でも何処でも解決可能かというと、残念なことですが日本ではそうではありません(例えばデンマークでは公的に当たり前に支援がされますので問題化しません)。そんな状況ですから、解決策として得たこのスイッチ、壊れたときどうするのか? という懸念もずっと持っていました。
このたびこのスイッチの既製品化は、日本中で起きている(ことさえ認識されていないことの方が多いであろう)上記のような問題を何歩も前進させます。供給の観点から、「手作り」のスイッチを強く強く戒めておられた畠山卓朗さんが、天国から「いいね!」している姿が見えるようです。


ぜひ、皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。

追伸
現在重川さんは、訪問リハスタッフによるメンテナンスを受けておられるそうです。
そうです! この問題の解決には、良いスイッチがすぐに手に入ることだけでなく、【1】スイッチを選ぶ人 ⇒ 【2】必要なら使い方(練習)を指導する人 ⇒ 【3】メンテナンスする人 が必要です。ここを担うべきなのは、【1】【2】の専門性を持ち、その人に係わることで報酬を得られる人です。この問題に専門家として責任持つべきなのは誰でしょう?

 

プロフィール|

医療法人健和会(東京)が1992年に創設した健和会補助器具センターの初代所長です(現在の所長はリハ医、スタッフは、作業療法士、理学療法士、建築士)。

Facebookグループ「新発見!福祉用具のチカラ」を運営しています。

コミュニケーション機器とスイッチのことは、横浜リハセンター時代の畠山卓朗さん、東京都補装具研究所時代の市川洌さんを現場に引っ張って来て、問題解決していただきながら技術移転を図っていました。パシフィックサプライの日向野さんをはじめ、人材も製品も身近にあり、大変恵まれていました。

2008年10月から郷里愛媛に戻り、患者さんを起こして生活範囲を広げられる看護師を育成するために大学教員をしています。

元来、地域在宅看護と神経疾患を専門とする看護師です。健和会が寝たきり老人をなくそうとするプロジェクト(1988年~)で補助器具の威力を知り、補助器具センターの立ち上げ/運営のために、デンマークの作業療法士に学んできました。そうしたご縁もあり、1999年からずっと、作業療法ジャーナルという作業療法士さんの専門誌の編集にも係わっています。


補助器具=iso9999の定義するような福祉用具(介護保険の、ではありません)
 



可能であればネクストゴールでは、問合せの多い「入力スイッチ練習用ブザーライト」も商品化したいと考えています。リターンにも挙げておりますが、NHKの映像でもご利用者が使っておられる様子が出ており、「あれが欲しい!」との問い合わせが複数届いているのです。

あと一息、応援と情報の拡散のほどよろしくお願いいたします。

リターン

3,000


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プロジェクト応援・3,000円コース

◉お礼メール

申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

5,000


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プロジェクト応援・5,000円コース

◉お礼メール
◉製品カタログ

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

3,000


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プロジェクト応援・3,000円コース

◉お礼メール

申込数
81
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

5,000


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プロジェクト応援・5,000円コース

◉お礼メール
◉製品カタログ

申込数
61
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月
1 ~ 1/ 21


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