プロジェクト残り9日です。世界の1型糖尿病事情について

プロジェクトも残り9日となりました。本日もお読みいただきありがとうございます。
達成までいよいよあと少しとなりました。今までご支援いただいた皆さまのお気持ちを無にしないためにも、一人でも多くの方に情報の拡散をご協力いただけますと幸いです。
私たちも最後まで全力で取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

本日は世界の1型糖尿病事情についてお話します。

 

日本において1型糖尿病は医療機関には届け出の義務が課されていないため、全国の患者数を把握することは難しいとされていますが、およそ10~14万人の患者がいると言われています。

 

世界でも正確な患者数の把握は難しいのですが、2019年の国際糖尿病連合(IDF)による報告では、0～19歳の1型糖尿病患者数は110万人と推定され、20歳以上の患者を合わせればもっと大きな数字になることは間違いありません。

 

 

なお、世界では小児・若年層において、2013年時点では1年間に約6万5,000人が発症しているとされていました。しかし、2019年時点では毎年12万8,900人が新たに1型糖尿病と診断されています。これは、6年間の間で小児・若年層の患者数が約2倍近くにまで増大していることを表しています。

 

また、1型糖尿病は世界の地域により発症率が大きく異なる病気です。
日本では10万人あたりの年間発症率は2.25人ですが、フィンランドでは36.5人となっており、10倍以上の差があります。これだけ差があるのに、その原因は正確にわかっていません。

 

特に、小児・若年層の患者数が6年間で約2倍になっていることは非常に問題ではないかと感じます。
現状では根治手段は臓器移植のみですから、現在の世界の年間発症人数（12万人）が変わらずとも、10年間であっという間に世界の患者数は2倍以上になってしまいます。

 

予防手段や治療手段の解決が急がれる中、多くの研究者が治療法や原因の研究を行っていますが、治療手段が確立するまで、患者さんの負担を軽減する方法も重要です。それは皆様の病気に対する理解であったり、公的な補助の拡大なども含め、幅広くできることがあるのではないかと思います。

 

私たちのアプリも日々の治療の一助としてお役に立てればという想いを胸に本プロジェクトに取り組んでまいります。
重ねてのお願いになりますが、達成まであと少し、皆さんのお力を貸していただけますと幸いです。