小さいときの思い出と、店名について

みなさんは小さいころのいい思い出はありますか？

 

マスター（主人）は、となりの本吉町に1980年代まであった、

シーサイドパレス遊園地が大好きだったそうです。

宮城県北の、同年代以上の方は、懐かしく思うことでしょう。

先日あるUターンの（地元に戻ってきた）方とお話しした時

なぜ地元に戻って来たかと聞くと、

「地元で小さいときからサッカーを教えてもらったから」

と、おっしゃっていました。

小さいときの思い出は大事ですよね、とお話しました。

 

人によって、小さいときあまりいい思い出がないという人もいます。

環境はそれぞれですが、

避けられない、良くない環境があるとき、

「ここにいれば、幸せを感じる」という場所をみつけてほしいです。

 

そういうある意味「避難場所」って、

だれでも必要じゃないかなと、思っています。

 

今の店も、新しく作る店も、

そういう場所にできたらいいなと、思っています。

 

そして、

こどもたちが大人になっても、いい思い出として残る店でありたいと思っています。

 

マスターが

新しい店の名前に「シーサイド」を入れたい

と言いました。

 

シーサイドパレスはホテルも併設していましたが、

閉館後も建物だけは残っていました。

そして震災、津波で何もなくなったところに、

シーサイドパレスホテルだけは残っていました。

 

地元の思い出は、流されなかった。

 

相当立派に作られていたんですね。

 

 

震災後に取り壊されてしまい、

あとかたもなくなりましたが、

昔こどもだった人たちの中に、思い出は残っているでしょう。

 

私は嫁に入って来たので実際知らないのですが、

今でも時折主人が自慢気に話しています。

 

そんな思い出、印象に残る、店になれたら最高です。