価値を表すものさし。

　現在、相生山では、「世界のAIOIYAMA」と銘打った緑地整備の在り方が模索さてている最中で、昨年素案なるものが提示されています。実は、昭和61年にも基本構想という報告書で、緑地整備の考え方やプラン（平面図、どんな公園にするかの絵）が出されていたりします。
　昭和６１年からだいぶ時間が経ったこともあり、現在の素案に過去の計画内容はほとんど盛り込まれていないように思います。そして、現在出されている素案は、今はまだコンセプトの段階として、今後内容を詰めていくことになっているようです。

　基本構想は、コンセプトやイメージ、夢で空間の良さを語れる段階。

相生山の価値を、ありのままの自然が残る、居心地の良い風景などと、なんとなくの表現で表している状態と良く似ている気がします。

　都市公園法に基づく相生山緑地は今後、基本設計、実施設計の段階に進んでいくことになります。コンセプトとして一言やわかりやすいイメージとして語られている言葉が、工事を行うため、工事費を算出するために、様々な材料や形、それらを表す「数字」に置き換えられていく過程がすぐそこまでやってきているのです。

　今の相生山を気に入っていて、その価値を残すために意気込むためには、曖昧なままの言葉やイメージで語っている「相生山の魅力」を、誰もが一律に扱える「数字」に置き換え、この先の事業の中で扱えるようにしていかなければならないと感じています。
 

　相生山の魅力を測り伝えるための「ものさし」。

　言葉や数字では語れないと高をくくるのではなく、相生山の魅力を図る「ものさし」を、メートル法などの単位や数字に置き換えられるようにしておくこと。これは、相生山を好きで、なにかアクションを起こそうとしている僕（たち）がやっておかなければならない事なんだと思います。