【あと6日！】まこととこるみが教えてくれた幸せの形②

皆様の猫たちへの温かいご支援に心より感謝申し上げます。

皆様の温かい想いを猫たちの幸せに繋げるために、精いっぱい頑張りますので、

引き続きよろしくお願いいたします。

 

前回、応援メッセージをくださった里親様のお話です。

 

成猫を希望してくださったご家族が、何度もシェルターに足を運び、家族会議を重ねて覚悟を決め、家族として迎え入れてもらった猫が「まこと」と「くるみ」です。あれから1年10か月が経ちました。

 

（写真は多頭飼育崩壊現場でのくるみ）

 

クルミは54匹の多頭飼育崩壊から保護された子です。顔つきが女の子っぽかったので、私もボランティアさんもいつの間にかメスだと思い込み、「くるみ」と名付けてしまいました。

くるみが生まれたころには、飼い主さんはすでにお亡くなりになっており、世話を引き継いだ息子さんが数時間だけ通う状況でした。そのため、くるみはほとんど人に慣れていませんでした。

 

 

（上の写真は、シェルターでの二匹。前回譲渡後の①の時とは、顔つきが全く違います）

 

一方、まことはTNR活動で捕獲した際、足が変形して固まった状態で新たな怪我を負っていました。口の中も化膿しており、治療が必要でした。前足が不自由なままで野良として生きていくのは難しいと判断し、シェルターで保護することになりました。大きな体といかつい顔立ちとは裏腹に、まことはとても穏やかで、ぎゅうぎゅう抱き着かれても動じることなく、ボランティアのみんなの愛情を受け入れてくれました。まことなら、小さなお子様がいても大丈夫だと思いましたし、ご家族の皆様と共に成長し、歴史を紡いでいける猫だと感じました。

 

ご家族が何度も家族会議を重ねる中、私は「昼間、猫だけのお留守番だと寂しいので、二匹はいかがですか？新しい家を待っている猫がたくさんいますので、二匹家族に迎えていただけると、猫たちも喜びます」とお伝えしました。すると、本当に私たちと猫たちの願いを叶えてくださったのです。

 

ご家族皆さんは穏やかで優しい方々です。ママさんは、食事の後にほぼ毎回吐き戻しするくるみのために、お腹に優しいフードをふやかして与えてくださっています。猫たちのわずかな変化も見逃さず、細やかに気を配ってくれる姿に感謝の気持ちでいっぱいです。シェルターでは難しいことなので、本当にありがたいです。

 

猫たちもご家族のことが大好きで、私が訪問したとき、お父さんのバイクの音がすると、まことは嬉しそうに窓の方へ走っていきました。良いご縁があって本当に嬉しく思いました。

 

そんなまことたちの姿に、私は改めて今回のクラウドファンディングの意義を感じています。多くの猫たちが、まこととくるみのように愛情あふれる家族と出会える未来を繋げたい。まこととの出会いと別れが教えてくれた、その思いを胸に、必ず最終目標も達成させて次の一歩を進めていきたいと強く感じました。

 

③へ続きます