連載 [旭坐] 48面体・「地域帖その4」　6月7日(金) 第5面

西中島から水色の京橋を渡ると、そこが京橋町です。町名再編の前は橋本町と呼ばれていました。京橋の袂にある橋本町、それでいいのに…。街のはずれに国有鉄道の岡山駅ができるまでは、橋本町がどど～んと岡山の玄関口でした。京橋の港には古くから高瀬舟も航行し、海運、燃料、漁業、産業資材などあらゆる交易が集い、川の先には海と世界があったのです。岸辺から西国街道に上がると、橋本町の通り沿いには銀行、宝飾店、服飾店、和菓子店、広告代理店などが建ち並ぶ、文字通りのメインストリームでした。内田百閒も夏目漱石もこの町を訪れ、そして、川向うに浮かぶ不夜城・中島町に思いを馳せるのでした。みんな過去形。

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https://readyfor.jp/projects/asahiza

目標金額：150万円

支援募集期間：2024年6月3日（月）10時〜2024年7月20日（土） 23時

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