鹿児島旅行 with PUR生　～鹿児島に暮らす人々との交流編～

2024年9月よりルワンダ・プロテスタント大学(PUR)に留学しております、平山絢理です。
今年7月、当時PURから東京外大に交換留学中だった学生たちと、私の故郷である鹿児島を訪問しました。メインページに続き、本記事では鹿児島に暮らす人々との交流について振り返ります。

一緒に旅をしたのは、グレイスさん、ブルカガさん、そして現在ＰＵＲに留学中のひろすけさん。滞在期間中は私の実家でホームステイをしてもらいました。

今回の旅では、知覧平和特攻会館（続編記事にて詳しく紹介予定）をはじめ、薩摩藩島津家の別邸「仙厳園」や、江戸時代の武家集落が残る「知覧武家屋敷」などを訪問。

流しそうめんをしに行った際、そこで出会ったご家族と話しました。ブルカガさんが育った南スーダンでの内戦についてその場で調べて下さり、また鹿児島の地元の話も聞かせてくださいました。

思いがけず生まれた交流を通じて鹿児島の温かさを感じたとともに、大陸ごと一括りにされてしまいがちなアフリカの中でも、特定の国である南スーダンにクローズアップしてもらえたことを嬉しく思いました。

 

今回の旅について、ブルカガさんとグレイスさんに感想を聞きました。
 

●東京での留学生活と比較して、鹿児島に行って感じたことはありますか？

ブルカガ：鹿児島は東京よりも緑豊かで、自然とのつながりが感じられます。日本には、東京で見られない違った一面があることを知りました。

グレイス：鹿児島は街並みからも伝統が感じられたのが印象的です。

 

●鹿児島の文化や歴史について、何が印象的でしたか？

ブルカガ：武家屋敷の伝統的な建物でお茶作りをしたことが思い出に残っています。流しそうめんや足湯などの日本文化も体験できてよかったです。

 

 

●鹿児島の家庭で過ごした経験はどうでしたか？

ブルカガ：日本に行った当時、自分の家族には2年会えていませんでした。朝食の用意や観光地への案内をしてくれたホストマザーが自分の母親と重なり、故郷に帰ったような心地がしました。

グレイス：美味しいスイーツを食べさせてくれたり親切にしてくれたり、文字通り”Sweet mother”でした。素敵な家族と一緒に過ごせてとても良い経験でした。

 

 

俳句作りが趣味の母は、今回の旅の思い出を俳句にしてくれました。

 

＜母・かおりのコメント＞

俳句のノートを開いたら、そうめん流しでお箸の使い方が上手だったこと、武家屋敷でお茶を立てたこと、真っ暗な城山展望台に行った時のこと、鯉に餌をやったこと、桜島で足湯に浸かったこと…たくさん俳句にしていました。もしかすると、グレイスたちにとっても一生の経験になったかも...と思うと嬉しいです。こんな機会があったら、またお手伝いしたいです。

 

冷素麺　外つ国人の　箸づかい　かおり

夕立晴　西郷像と　撮影す　かおり