世界自然遺産のまち知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」をご支援ください!

支援総額

1,531,000

目標金額 1,300,000円

支援者
151人
募集終了日
2024年9月1日

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2024年08月17日 11:28

自意識過剰な私が、「あしげい」で取り組んでいること

こんにちは。数あるクラウドファンディングのプロジェクトの中から、知床半島 斜里町「葦の芸術原野祭」(以下「あしげい」)を見つけてくださりまして、ありがとうございます。きょうの活動報告は、北見市を拠点にアナウンサーとして活動している、斜里町出身の伊藤ゆりかが担当します。

 

撮影 川村喜一

 

きょうの活動報告は、「あしげい」の会期の前後も含め、会期中も、斜里町にあまり身を置かない私が、どんなことを思い、具体的にどのような活動で携わっているかを記します。結論としましては、「『自意識過剰な私』が取り組んでいることは、いろんなところに足を運んで、『あしげい』を知ってもらうこと」ということ書いています。

 

私が住む北見市と故郷の斜里町は、およそ90キロの距離があり、車で2時間弱かかります。この距離と時間を超えて、私はしばしば「帰省」しています。会いたい人や、関わりたいことが、たくさんできたからです。私の「帰省」には、もはや情緒も旅情もありません。故郷に帰りすぎているため、ある斜里町民から「伊藤ゆりかは2人いる(北見市と斜里町に1人ずついる)」と冗談を言われるほどです。

 

去年12月に開催した「しゃりコレ」のスタッフで

 

さすがに、私は2人といません。家族の理解を得ながら(得られているかは不明)、なんとかバランスを取りながら(取れているかは不明)、私が2人いるかのような生活(?)を送っています。


去年の「あしげい」の会期後に書いたnoteの記事に、私は、こう書きました。

 

(注釈:記事リンク→https://note.com/ashigei/n/nbed65dfea2c4

 

“お客さんとして好きなときに見に行くのと、実行委員として参加するとでは、北見~斜里の距離感が大きく変わってくるもので、なかなか責任を果たすことができなかったと思います。催しを作り上げる過程では一筋縄ではいかない場面もあることは常ですが、その荷物を持つことができないまま、上澄みのおいしいところだけを食べてしまったなあと感じています。”

 

この気持ちは、ことしも少なからず持っています。ことしも、私は会期中に、朗読会「日々」をAirda氏とともに催すことによって「表現者」として「あしげい」に存在する予定ではあるものの、その行為をもって「私が表現者である」かどうかは、わからないままです。

 

一方で私は、「あしげい」に一度でも触れた人は、「訪れる人/訪れられる人」に関わらず「全員が表現者」だとも思っています。毎年実施している「おもいでうろうろプロジェクト」に参加した/する人や、それこそ朗読会「日々」で私に読ませたい文書を書いて投稿した/する人、それ以外の人も全員、「『あしげい』に触れた時点で『表現者』」だと思います。

 

 

私が、私自身を「表現者かどうかわからない」と思うのは、私の自意識の問題です。

 

やや自意識過剰です。

 

でも、そう思ってしまっていることはもう仕方のないこととして、私は、自意識過剰な私を受け入れようとしています。受け入れようとする過程の私の行動が、「いろんなところに足を運んで、『あしげい』を知ってもらうこと」です。具体的には、「ポスターの掲示やタブロイドの設置をお願いしに行くこと」です。

 

大前提として、私は、

 

故郷で、故郷の一世紀を知っている建物で、
同じ故郷の人もそうでない人も、
「皆等しく」、
町を見つめ、
街を歩き、
人に会い、
地層をすくい取り、
表現をする、しようとする、

 

この「葦の芸術原野祭」と、それを構成する人が、大好きだから、
この動きが続いてほしいから、
これをまずはたくさんの人に知ってほしいという気持ちを強く持っています。

 

「ゲイジュツ」と見聞きしただけで「難しくて私にはわからない……」と反射的に思う人が少なからずいることも知っています。ですから、粘り強く、知ってもらうことが大切だという気持ちがあります。

 

それらの気持ちと、「自意識過剰な私」を掛け合わせた先にある行動が、「ポスターの掲示やタブロイドの設置をお願いしに行くこと」なのです。

 

200枚以上のポスターと、その倍の部数はあるだろうタブロイド(書いていて気付いた。タブロイドの枚数を知らないということに)。

「あしげい」は、まずは斜里町内のみなさんと一緒に紡いでいきたいという想いから、大半は斜里町内のお店や施設のみなさんにご協力いただいています。それは町内在住の仲間たちが主に活動している部分です。私は、より広く「あしげい」を知っていただくために、日常の活動範囲である北見市や網走市、そのほか斜里町外のみなさんにご協力をお願いしに伺っています。加えて、斜里町内のみなさんのところにも、2人といない私の心身が許す限り伺っています。

 

ポスター掲示協力 斜里第一ホテルさま

 

いま初めて数えました。
この活動報告を書いている時点で、私は、55か所にポスターやタブロイドを持って伺いました。
そして、そのすべての場所のみなさんは、お忙しいところ、私の話を聞いてくださいます。
「掲示場所が限られているので空き次第貼りますね」と気遣ってくださる人、「持ってきてくれたものはなんでも貼るよ」と気前良くおっしゃる人、「待っていたよ」と声をかけてくださる人……。いろんな人に出会います。
私は、お相手が「『あしげい』を知らない」、「『ゲイジュツ』に関心がない(かもしれない)」という前提で話を切り出します。私の肌感覚として、多くの人は、私の話を聞いて初めて「あしげい」を知りますし、「ゲイジュツ」に関心がない(かもしれない)人もいます。先述したとおり私は、「あしげい」を「粘り強く、知ってもらうことが大切」だと考えています。ですから、そういった場合でも、いま知ってもらえたのだから良い、と思いながら会話します。また、お会いする人の中には、「ああ!『あしげい』ね~!」と反応してくださる人や、初めて知ったと同時に深く興味を持ってくださる人もいます。それはそれで大きなモチベーションになることは言うまでもありません。

 

ポスター掲示協力 和洋菓子のモンブランさま
ポスター掲示協力 おたに商店さま(北見市端野町)

 

去年お願いした人のところにはことしも出向き、ことし初めての人にも会いに行き、「知らせた/知った」という名のご縁をつながせていただこうとします。このご縁の糸は、最初は細い細い1本かもしれません。糸を1本また1本とより合わせて太くなっていくように、「知った状態」から、「認知」、「共感」……になっていくことを願いながら、私は、人に会いに行っています。これが、「自意識過剰で、『あしげい』を大好きな私が、取り組んでいること」です。協力してくださっている各所のみなさんに、改めてお礼を申し上げます。心から、ありがとうございます。

 

あ、もちろん、掲示や設置をお願いしに行く以外のこともします。8月26日(月)の夜、Airda氏と朗読会「日々」をします。「あしげい」以外の場でも去年から継続開催していて、今回で10回目です。「日々」のことは、Airda氏が書いた活動報告をご覧ください。私より深く深く「日々」に向き合っている様子がわかります。

 

去年の「あしげい」で行った朗読会「日々」の様子

 

最後に。
日々更新しているこれらの活動報告は、目的をもって書かれています。一つは、「葦の芸術原野祭」が掲げる理念に共感する人と出会うためです。もう一つは、掲げた理念を具体的な方法や表現をもって未来につなげていくため、共感の気持ちを資金という形で支援してくださる人と出会うため……です。こう書くと一気に現実に引き戻されるような感じがしますが、理念を形にするための必要最低限のものです。会場での募金も受け付けていますので、どうぞご無理のない範囲でお気に留めてくださいますと幸いです。


実際に寄付される/されないに関わらず、ここに掲載しているどの活動報告も、「葦の芸術原野祭」のどのプログラムも、興味深い内容です。お一人でも多くの人にそれらに触れていただき、ご縁の糸が紡がれますことを願っています。

 

撮影 小泉柊介

 

 

伊藤ゆりか アナウンサー/斜里町出身

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