ひき逃げにあったワンちゃんの対応にあたりました

10月18日金曜日23時前、八重瀬町役場の方から電話がありました。内容は「ひき逃げにあった犬がいるがどうしたらよいか、との電話が役場の警備室にきているがどう対応したらよいか」いうもの。

 

困惑しながらも状況確認のため石垣とメンバーが現場に向かいました。

 

第一発見者は20代のご夫婦。ひき逃げにあったわんちゃんを、もう一度はねられないよう歩道に移動してくれていました。そこに町在住の男性が通りかかり役場に電話を入れたそう。

 

 

犬は意識はあるものの動くことができない状態でした。一刻も早く病院に連れて行きたかったのですが、その日は夜間診療の病院が開いておらず翌朝ようやく病院へ。

 

幸いなことに脊髄に損傷はありませんでしたが、両足骨折の大怪我で、手術と1ヶ月の入院治療あわせて50万ほどかかると説明されました。

 

 

 

迷い犬保護として関係各所へ連絡、相談していたところ、保護から4日目に飼い主が見つかりました。

病院での面会で飼い主は泣いて喜び、わんちゃんも立てないのに尻尾を振って必死に来ようとするほど喜んでいたそうです。

 

 

現在は無事に手術を終えています。今後は１ヶ月ほど経ってから骨を固定した杭を取る手術を受け、自力歩行するためのリハビリを行わなければなりません。

飼い主さまの不安や困り事を少しでも和らげることができるよう、わんちゃんと飼い主さまに寄り添っていきたいとお話しさせていただきました。

 

今回のケースでは第一発見者のご夫婦はじめ、多くの方の善意でこのわんちゃんの命をつなぐことができ、飼い主のもとに帰ることができました。わんちゃんのために行動してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

中でも、多大なサポートをしてくださった個人ボランティアのF様、いつもわんちゃんの保護の件ではアベニールに寄り添い、サポートをしてくださり心より感謝申し上げます。

 

 

アベニールは普段、猫のTNR活動のサポートや里親探しをメインに活動しており、わんちゃんへの対応はスペースの問題などからも非常に困難です。そして金銭的な余裕も一切ありません。

猫の保護依頼は毎日のように来ており、今年度分のふるさと納税の助成金は大半を使い切ってしまいました。だからといって、年度内にふるさと納税が追加で支給されることはありません。現状から次年度以降の増額の依頼をしてもなかなか受け入れてもらえません。このような状況で今回のような保護依頼が来たら。。今回は飼い主が見つかりましたが、これがもし見つからなかったら。。見つかっても高額な治療費を払えず犬を手放したりしたら。。。

そんなときに対応できる金銭的な余力を持っておきたい。そう考えています。

 

アベニールの活動に共感、賛同頂けましたら応援、ご支援をよろしくお願いいたします。