ボランティア リレー ㉒

草むらで子猫の鳴き声がする。聞こえているはずなのに通行人は知らん顔！
昭和の時代。保健所＝殺処分
ノミや回虫がいる。
動物病院は遠方に一軒あるだけ。
黒電話しかない。
友人知人、親戚に「時期が来たら避妊手術させるから」と、むりやり里親さんになってもらう。
どこからも寄付などなく、すべて自前。

今はインターネットの時代、クラウドファンディングという素晴らしい夢のような助け手がある…これで沢山の命を助ける事が出来ますし、不幸な子を増やさなくて済みます。有り難い限りです。

長いこと1人で活動していた私が、辿り着いたのが「あわねこ保育園」
病気や事故で下半身麻痺の子の圧迫排尿や点滴、強制給餌…毎日のように通院、夜も数時間おきの哺乳…などなど。
TNRの方達のご苦労も並大抵ではなく、レスキュー隊は何かあれば危険を顧みず即駆けつけてくれます。
井上園長は感染の恐れがある子やもう長いこと生きられない子を、最後はせめて温かいお布団で美味しいご飯をと、自分の時間を削ってお世話をされております。

徳島は昔から殺処分率が上位です。
開放型のシェルターがあれば、一匹でも多くの猫達が里親様と出会う事が出来ます。そして、また新しい子を保護する事が出来ます。

支援物資にも本当に感謝しております。ミルクの一滴も無駄にしないように大切に使わせていただいております。

徳島の現状が少しでも良くなるように、不幸な子を減らすため、園長とメンバー一同頑張っております。どうか、よろしくお願いいたします。

ミルクボランティア 的場 久枝