5年で生息数が1/5になった島根のアユが生きれる魚道を作ります!
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支援総額

1,043,000

目標金額 1,000,000円

支援者
102人
募集終了日
2016年1月29日

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2015年12月08日 18:09

アユと郷愁 (6)

ー 私の想い その6 ー

 

 これまで書いた「アユと郷愁」の文は、50数年も前の思い出話だ。無論、記憶違いのことや教えてもらったにしても思い出せないことだってある。今、じいちゃんが生きていたら道具の呼び名や使い方、年代そして季節が違うぞ、なんていうことがあるかもしれない。でも、いいや。今更、私を叱れるツワモノは傍にはいないからね。

 

 「気にしない。」とは言っても、漁の方法で未だに名前が思い出せずに、何十年も気になっているアユの採り方がある。私の故郷には、以前紹介した伊達正宗が掘らせた農業用水路の他に県北部から中部を流れ、石巻市で旧北上川に合流する江合川という一級河川がある。その畔にいる思い出の中の私は軽装だが、この時の季節が夏なのか秋なのか定かではない。小学校低学年でも渡れる位になった水量の川で、こちら側から対岸までを大きな石を伝って行ったり来たりしている。

 

 そこに見えるのは、川幅一杯に工事現場の足場のように組まれた竹材。その上に、これまた1メートル四方の竹で平らに編んだワナが置いてある。もちろん、その一つ一つが流されないように蔦でしっかりと括り付けてある。上流から泳いできたアユは残念、ここで一網打尽に捕まえられるのだ。そこからは私とアユとの勝負だ。ワナにかかったアユは逃げようと、体全部の筋肉を使ってピチピチ跳ねる。あまりにも沢山だ。あちこち目をとられていると、私がそこにたどり着かないうちに逃げ出すやつの方が多い。そういう運のいい奴は命拾いした上に、次の世代に子孫を残す。

 

 今になっても思う。あの時、捕ったアユを逃がしてやるか、川の半分だけのワナにしていたら、江合川はアユであふれていたのだろうか、そして、この漁の名前が知りたい、と。

 

(続く)

リターン

3,000


☆魚道の石に芳名プラン☆

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51
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発送完了予定月
2016年2月

10,000


☆大畑蘭の似顔絵プラン☆

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■ サンクスメール
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■ 大畑蘭による似顔絵(データ)

申込数
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