世の中捨てたもんじゃないってことを初めて実感した

私がブリッジフォースマイルに参加したのは2011年の「カナエール」（児童養護施設出身者のための奨学金プロジェクト）からです。それまでボランティアをしたこともなく、自分が人のためにできることなんてあるのだろうか？と不安と疑問を抱きながらも、無為に週末を過ごすよりは良いだろうとカナエールのボランティアに応募しました。それから時間の経つのは早いもので、もう10年以上お世話になっています。

多くの若者と出会い、話をしてきましたが、自分が役に立ってるという気はしてません。
そもそも役に立ちたいという気負いもありませんでした。ただ、そばにいて、話を聞いてあげるだけです。たったそれだけのことですが、いないよりはいたほうがいいんだなと今は納得しています。

子どもたちのため何かしてあげたいという燃えるような情熱と縁遠い分、ここに集まるボランティアの大人たちに強く惹かれます。物語や創作のなかだけでなく、本当に善い人っているんだなという発見をさせてくれたのが、ブリッジフォースマイルでした。
世の中捨てたもんじゃないってことを初めて実感したといってよいでしょう。

なので、そんな大人がこれからも集まる場所としてブリッジフォースマイルはあり続けてほしいと思います。善い人が自らの個性や能力を存分に発揮できる場であり、そんな善き奇特な方々をひきつける場です。
この場所の素敵さを知る簡単な方法は、ボランティア登録して活動してみることです。
今ではオンラインで参加できるプロジェクトもありますので、全国どこからでも参加できますよ。
そして、何かのプロジェクトでご一緒できたときにはあなたの素敵な話を聞かせてください。

なべさん　（サポーター）

IT企業勤務。2011年にボランティア登録。ビールとジョギングとラジオ好き。