過去の受賞校紹介①

こんにちは！

いよいよ、オリンピックがはじまりましたね。

 

前回（2019年）のビオトープコンクールでは、

過去の東京オリンピックの選手村だったオリンピックセンターで

上位5賞の表彰と事例発表を行う発表大会を開催しました。

 

今日からは前回コンクールで上位5賞に輝いた学校・園の事例を

報告書から抜粋して1つずつ、ご紹介いたします。

 

 

【　文部科学大臣賞　甲賀市立 油日小学校（滋賀県）　】

 

○文部科学大臣賞とは

学校・園庭ビオトープの実践モデルとなる優れた取り組みを行うもののうち、

特に体験活動や学習活動の内容・成果が秀でているものとして表彰されます。

 

油日小学校は多様な企業と団体と連携しながらビオトープを通じて

地場産業である「薬業」で学習を広げる取り組みが評価されました。

 

○油日小学校の取り組み

「甲賀の原風景」を目標に掲げた学校ビオトープを全学年の授業で

計画的に活用するほか、下級生の憧れの5・6年生で構成されるエコ委員会が中心となり、

校内での普及啓発や他行との交流に取り組んでいます。

エコ委員会による多彩な普及啓発

エコ委員会では、啓発劇やエコ新聞の掲示、ミニ水族館、昼休みの自然観察会など

様々なかたちで、地域種の保全の大切さを普及啓発する活動に取り組んでいます。

また、ザリガニが大好きな児童に配慮し、混入してしまったアメリカザリガニは

別の池に移し、駆除ではなくすみ分けを進めています。

 

地場産業を体験学習の場に

地場産業である「薬業」の体験学習の場として、地域の製薬企業や

薬業組合、大学や高校との連携のもと、ムサラキなどビオトープで育てた

地域在来の薬草を活用した「目指せ！薬草博士」を展開しています。

児童はこの学習を通じ、地域に誇りを思ったり、自然と産業のつながりを

学んだりしています。

 

発表の様子をYoutubeで公開しています。

こちらから、ぜひご覧ください！