水族展示復活へ!トンネル水槽再生にご支援を|琵琶湖博物館【第1弾】
水族展示復活へ!トンネル水槽再生にご支援を|琵琶湖博物館【第1弾】

寄付総額

11,593,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
796人
募集終了日
2024年1月31日

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2024年01月04日 09:33

コイ ~トンネル水槽の魚たち⑥~

 トンネル水槽に泳いでいた魚を紹介するシリーズ「トンネル水槽の魚たち」の第6回は、コイです!コイは、大きいもので全長1mを超える大型の淡水魚です。口が2対あり、背鰭の基底が長いなどの特徴があります。日本人にとって、なじみの深い淡水魚の一つですが、日本在来のコイの実態は実はまだほとんどわかっていません。

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写真:コイ(野生型)

 

近年の研究によって、日本在来のコイ(野生型)は、琵琶湖の深いところにしか残っていないのではないかということがわかってきました。では、普段見かけるコイは何かというと、中国から入ってきた外来のコイ(飼育型)だと考えられています。コイの放流は、昔から盛んであったため、江戸時代にはすでに外来のコイ(飼育型)が入っていたのだろうと想像できます。早い段階から全国各地に放流されていたため、コイ(野生型)は琵琶湖を残して姿を消してしまいました。 

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写真:コイ(飼育型)

 

日本をはじめとしたアジア圏では、放流は善意のものという印象を持ちがちですが、実は自然を破壊することにつながる行為であるということが、最近の様々な研究で明らかとなっています。色メダカやヒメダカの相次ぐ発見、地域外のメダカやホタルの放流、釣り場づくりのためのタナゴの放流など、近年大きな問題となっています。コイの事例は、悪い意味での先駆けとなってしまったのです。コイの二の舞にならないように、放流について今一度考え直す必要があるでしょう。

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写真:昨年末に烏丸半島近くで見つかったヒメダカ。

 

とはいえ、コイは多くの人に愛され、日本文化にも深く根付いてきた存在です。中国の故事からきた、コイが滝を上って龍になるという登竜門の逸話からも、コイがいかに古くから人と関わってきたのかを垣間見ることができます。文化的側面は、人が自然とどのように付き合ってきたかという自然観や歴史を知る上で重要です。先に書いた外来種問題は、このような文化的側面を切り捨てるものではなく、自然(野生・生物多様性)の論理と文化(飼育)の論理をしっかり認識し、切り分けて、うまく付き合っていく必要性を示しているのだと思います。

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写真:昨年開催した水族トピック展「飼育員の推し展示(略称)」でもたくさんのコイグッズが並べられていました。

 

琵琶湖博物館には、貴重な野生型のコイが、トンネル水槽に泳いでいました。今は、ワタカ水槽に移動して、ワタカやウナギとともに過ごしています。日本在来のコイを見ながら、是非人と自然とのかかわりあいについて、思いを馳せてもらえたら幸いです。

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写真:トンネル水槽で泳いでいたコイ(野生型)。

 

 琵琶湖博物館は本日1月4日9時半から開館しています。水族展示室では、干支にちなんだ展示として、水族トピック展「龍になったといわれている魚『コイ』」を保護増殖センター前で開催します!ぜひご来館ください。

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写真:年末年始に行われていた水族トピック展展示替えの様子。

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